囲碁は好きですか?

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【報告】囲碁のプロ試験を受けます

どうも!こんにちは。みやれーです。

囲碁のプロ

YouTubeにも動画を上げましたが、僕は囲碁プロ試験を受験します。今回はその件についてお話しさせてください。


子供の頃から夢だった

僕が囲碁を始めたのは6歳の頃でしたが、その頃はただ囲碁教室に通っていただけで、なんとなくで囲碁を楽しんでいました。


プロを強く意識したのは13歳になる年。中学校に上がり、新生活が始まって少しくらいのことでした。当時、僕の囲碁知識の大半は「ヒカルの碁」であり、棋力も初段足らず、囲碁界のことは何も知らない状況です。

ある時ふと、ヒカルが囲碁のプロになるために院生というものになっていたことを思い出します。当時は漠然と「プロになるのも良いな」くらいの考えを持っていたため、もし自分が院生になるとしたら、何をすれば良いのだろう?と、パソコンで院生のことについて調べ始めました。ここで、僕は現実を知ることになります。

ホームページには、書類を日本棋院へ送ったあと「面接」と「プロ棋士との試験碁」が必要とのこと。面接はともかく、試験碁?当時の僕は衝撃を受けました。なぜならそこには、試験碁で使う年齢別のハンデが記載されていたからです。


13歳/四子


僕の目に飛び込んできた一文でした。いくら世間知らずとはいえ、僕の師匠はプロ棋士。僕に四子が不可能なことくらいはすぐにわかります。

これまでなんとなくで囲碁を続けてきて、初段近くであれば、同年代ではそれなりに強い方。しかし、その一文からはプロ棋士は不可能と言われている気がして、現実を目の当たりにしました。


普通ならばここで、パソコンとともにプロ棋士への思いを閉じるのかもしれません。ただその時、僕の心から沸々と湧いてきた思いは
「本気でプロを目指したい」
でした。多分、馬鹿だったのだと思います。登りたいと言っている山がエベレストであることに気付かず、近所を歩く感覚で、僕は山を登り始めました。


腹を括ってからはもう一心不乱で、学校もほったらかして囲碁の毎日。誰よりも出遅れた気持ちは強かったですから、並みの努力では間に合わないと、勉強の日々を続けます。

その甲斐あってか、2年後にはアマ六段となって中学生の全国大会で準優勝。師匠からも「プロ試験を受けて良い」と背中を押してもらえました。


しかしそれから20歳となった今日まで、プロ試験を突破することが出来ていません。23歳の年齢制限も近づいてきて、人生の分岐点に立たされています。ですがやはり、僕としては、プロ棋士になることは憧れであり、夢であり、これまでやってきた意地があります。プロ棋士になってからやりたい事もあります。


だから今年も、プロ試験を受けることに決めたのです。

プロ試験ってなに?

日本棋院のプロ試験に受験する人は主に2種類いて、一つが「院生」と呼ばれる人達。日本棋院に所属して、プロ棋士になるための研鑽を積む、17歳以下の子供たちのことです。

もう一つは「外来」と呼ばれる人達。これは、院生ではないのだけれども実力があり、プロ試験を受験するに値すると判断された23歳以下の人達になります。ですから、僕は外来になりますね。

その2種類の人達で毎年総当たりのリーグ戦を行い、そこで1位になった人が、プロ棋士になることが出来ます。それがプロ試験です。


また、プロ試験は年に一回受験出来るのですが、場所は三ヶ所で行われており、

の三ヶ所です。


僕は、本当は関西総本部で受験した方が距離的にも近く、ありがたいのですが(師匠は関西総本部所属棋士)、今年関西総本部は院生だけでプロ試験を行うため、外来である僕は受験出来ず、外来を受け付けている中部総本部で試験を受験することになりました。

プロ試験は長い

先程、プロ試験は総当たりのリーグ戦と言いました。すると当然対局数も多くなってくる訳で、毎週土日に対局が付くものの、プロ試験は長期に渡って開催されます。


今回僕が受験する中部総本部を例に説明すると、まず、8月25日から「外来予選」というものが始まります。これは、今回プロ試験を受ける外来14名で総当たりのリーグ戦を行い、成績上位4名を選出するという予選。まずはこれで一ヶ月くらいかかります。

次に始まるのは「合同予選」。これは、上記の予選を抜けた4名と院生とで、総当たりのリーグ戦を行い、成績上位3名を選出する予選。これは院生の人数が把握出来ていないのですが、大体一ヶ月くらいかかるでしょう。

その次に始まるのが「本戦」になります。これは、予選を抜けた3名と、元々院生内で成績が上位だったためシードされていた院生数名とが、総当たりのリーグ戦を行い、成績1位を決めるものになります。この1位が晴れて、来年からプロ棋士としてデビュー出来ます。


要するに、プロ棋士になるまでには三段階のリーグ戦を勝ち抜かねばならず、8月末から始まるプロ試験は12月頃まで続きます。

ブログ、YouTubeで報告していく

以前、僕は今関西にいるとブログに書きましたが、これはプロ試験を受けるためでした。本当は日本棋院中部総本部がある名古屋付近で泊めてくれる人がいれば良いのですが、生憎そんな知り合いはいません。なのでなるべく、近い所に居れるよう、富山から京都のおばあちゃんの家まで遠征してきたのです。


先程も軽く言いましたが、プロ試験が始まるのは8月25日になります。ここからプロ棋士を目指す対局が続くので、毎日囲碁漬けの生活になりますが、出来ればその日々の様子を、ブログやYouTubeで報告したいなと考えています。

プロ棋士になるか、なれないか。未来のことは誰にもわかりませんが、プロ棋士を目指しているこの瞬間をお見せ出来るのは今だけなので、これも一つのエンターテイメントとして、お伝え出来れば最高だなって思います。



もしも「面白い!」っと思って頂けたら、それが一番嬉しいです。まだまだ至らない点の多い僕ですが、精一杯頑張ります。よろしくお願いします!




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