囲碁は好きですか?

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みやれーがリアル対局で体験した理不尽な出来事

どうも!こんにちは。みやれーです。



あなたはネット対局とリアル対局では、どちらが好きですか?


僕は圧倒的に後者です。


ネット対局が嫌いという話ではありません。実際僕のYouTubeチャンネルではネット対局実況の動画が多いです。ネット対局はいつどこにいても、世界中の囲碁プレイヤーと対局出来るのがとても面白く、勉強の場としてとても重宝しています。


しかしネット対局が超えられない壁は、『人と対戦している感』が足りないところだと思います。


相手と対面するリアル対局では、勝負をしているのと同じくらい、コミュニケーションを取っているのだなと感じます。着手は至って冷静でも、手つきから形勢に対する自信が読み取れたり、厳しい一手でも慌ててたり、手が泳いでいたりしていたら、読み切りの一手ではないのだなとわかります。


また盤上とは関係なくとも、対局態度が素晴らしい人に出会うと、こちらも背筋が伸びる思いですし、ボヤキが多い人も個性的で面白いです。僕は昔から爽健美茶なので、相手が綾鷹を持ち込んでくると少し好戦的になります。


対局後は二人で検討するという文化も素晴らしいですね。ここで実際に言葉を交わす訳ですが、真面目に意見を言ったり、時に冗談を混ぜたり。囲碁を肴に会話するのはとても面白いです。



しかし時には、リアル対局だからこそ起きる理不尽な衝突もあります。これは囲碁に問題があるのではなく、人間同士のコミュニケーションなので仕方がないことです。



前置きが長くなりましたが、今回は僕が体験したリアル対局ならではの理不尽な出来事についてお話ししたいと思います。


まさかの逆ギレ

僕が中学一〜二年生くらいの時の話。ある団体戦に出場していた僕は、チームの副将として参加していました。同年代の友達三人でのチームだったので、和気藹々と大会を楽しんでいたのは覚えています。


その日の午後。相手はおじさん三人のチームでした。


いつも通り対局を進めていたのですが、いつもと少し違ったのは、相手のおじさんが対局時計をよく押し忘れることでした。


真剣な対局では大体『対局時計』というものが付きます。これは二人分のタイマーのようなもので、例えば「一人が対局で考えて良い時間は40分ですよ」と決まっていたら、対局時計を両者40分にセットして、対局を始めます。自分が着手したら時計を止め、相手の時間が減っていく。相手が着手したら相手が時計を止め、僕の時計が動き出して時間を刻む。




現在は販売されていないアナログの対局時計。昔はこれがポピュラーでした。



僕ら子供の場合、慣れればポンポン時計を押していけますが、おじさん方の中には対局に集中していて(あるいはうっかりして)時計を押し忘れる方が多くいらっしゃいます。しかし押し忘れることは問題ではなく、むしろ時間が切れると負けになるルール上、損をしているのはおじさんの方です。


しかしマナーとして、押し忘れに気付いた相手が『時計を押すことを促す』というものがあります。真剣勝負である以上第三者が口を挟むことは出来ないので、対局相手が指摘するのがスポーツマンシップとして美しいという考え方ですね。


当時の僕もそれは知っていたので、時計に手をやることで、おじさんが押し忘れに気付くよう促します。おじさんも普通に「あっ!」と気付いた様子で時計を押してくれました。


しかし困ったことに、おじさんは五、六手進むごとにまた時計を押し忘れるのですね。3回押し忘れた辺りで「またかよ。しつこいなあ」と心で呟きつつも、表には出さず時計を押すことを促しました。


当時は経験値が少なかったので毎回促していましたが、今では何度も押し忘れる人だと放置することが多いです。普通に着手して時計を「空押し」し、相手がそれで気付いてくれるのを待ちます。別に指摘しなかったからといってマナー違反やルール違反を問われるいわれはないので、それで問題ありません。


そして五、六手進むとまたおじさんは時計を押し忘れます。もう仕方ないと思って4回目の促しをした所、おじさんの口から驚きの言葉が発せられました。



「君しつこいわ」



は?????????



しつこい…?しつこいと言ったかコイツ。何回も押し忘れているのはどっちだ。五、六手毎に忘れやがって。鳥頭か。冗談はハゲ頭だけにしとけよ。こっちだって一々めんどくさいけど我慢してるのに、なんでそっちが我慢出来ないんや。綾鷹なんて飲んでんじゃねえ!



ちょっと口悪いですが、これくらい心の中で叫びました。もちろん口には出してませんよ…?


流石に反論は出来ませんでしたが、善意が悪意で返されるのは初めてのことで驚きました。僕のやってたことが間違いならば僕に非がありますが、間違ってないですよね???



囲碁は勝負事ですが、それ以前に人と人とのコミュニケーションです。僕も偉そうに言える口ではありませんが、お互いが気持ちよく対局出来ることをお互いに望んで囲碁が出来れば良いですね。僕も心掛けていこうと思います。




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