こんにちは。
変わりやすく落ち着かないお天気ですが、軽い装いで出かけたくなる小春日和です。
皆様はいかがお過ごしでしょうか。
さて、先日スタッフAさんから、長谷寺がライトアップで19時まで拝観できると聞き、
お仕事帰り、恥ずかしながら初めての長谷寺参拝をしてまいりました。
色づき始めの紅葉はもちろんですが、
ご本尊のお仏像様が、素晴らしかったです。
長谷観音像は、木造の仏像で日本最大級の9.18mもあるそうです。
伝承によれば、
長谷寺の本尊・十一面観世音菩薩は、養老5年(西暦721年)に徳道上人が
「この世の人々が悩みや苦しみから救われるように」
と願うために、一本の霊木を使い奈良の初瀬(はつせ)(泊(は)瀬(せ))というところで
2体の十一面観音をつくらせたうちの1体と伝えられています。
その後尊像は有縁の地で人々を救うように願われて海に流されたのち、
相模三浦半島に流れ着き、この地が選ばれて天平8年(西暦736年)に長谷寺が創建された、とされています。
(長谷寺ホームページより)
有縁の地で人々を救うように願われて海に流されたとは、
昔の人は、ロマンに溢れていますね。
仏教が日本に伝来したのが538年頃と言われているので、
日本の歴史上かなり初期の貴重で大きな仏様が、こんなにもご近所にいらっしゃったとは・・・。
大変遅ればせながらですが、縁あって拝観することができ、本当によかったです。
私と同じく、初めて拝観されたと思われる参拝者も、「わぁ・・」と声をあげて感動されてました。
美術館でもたまに聞こえる、ため息まじりの感動の声が私は好きです。
心軽くなる瞬間の声だと思います。
コロナで厳しい世の中です。
「この世の人々が悩みや苦しみから救われるように」
祈りのこめられた長谷観音像に、癒されてみてはいかがでしょうか。
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鎌倉散策の際には、是非お立ち寄りください。
ご好評にお応えし、会期を12月ごろまで延長予定です。詳細はまたお知らせいたします。
明日からはまた冬の寒さになるようです、体調管理に気をつけてお過ごしください。
最後までお読み頂き、誠にありがとうございました。 (S)