山野颯想

山野走、山野歩、山野逍遥など、山野にかかわる事柄を中心に記載しています。

ダイヤモンドトレールⅢ・紀見峠~岩湧山~滝畑

2020年07月24日 | 山野歩
2020年06月14日(日) 
『山の会』
<ダイヤモンドトレールⅢ>
<紀見峠~岩湧山~滝畑>
■参加者:安部ちゃん、梅安さん、聖子さん、東さん、ゆうさん
[コースタイム]
[紀見峠駅] 8:52 → [越ヶ滝分岐] → 10:12 [三合目] → [根古峰] → [南葛城山への分岐] → 11:12 [五ツ辻] → 11:58 [岩湧山] 12:20 → 15:03 [滝畑]
<酷いこむら返りに陥る>
前回同様、リーダーの梅安さんは勿論のこと、東さんも快調に歩く。しかし聖子さんは少しばかり遅れ気味だ。
ところが僕は、先行く二人どころか、聖子さんにもついて行けない。
安部ちゃんはいつもの如く、僕のペースに合わせて最後尾を歩いてくれる。
三人は、分岐点などで僕が到着するのを待っていてくれるのだが、
今日も三人の歩みは、僕のそれと比してかなり速かったのは間違いが無い。
五ツ辻に到着したときには、まだ歩き始めて二時間ほどしか経過していないにもかかわらず、
我が脚には相当の疲労が存在し、岩湧山への登り道は辛いそれとなった。
もう其処が、岩湧山山頂だという急坂を懸命に上るときに、
前方からやって来られた男女二人連れの中高年の方が、草むら中に足を踏み入れ、ササユリを見付けられたようで、
「ササユリやけど、残念ながらまだ蕾」という女性の声が我が耳に届く。
しかし僕の心身には、それを見に行こうという余裕がなく、その場を通り過ぎ懸命に歩き続けると、
間も無く後方より、「咲いているよ」という歓喜の声が聴こえたのだ。
すると、僕の後を歩いていた安部ちゃんは、開花しているササユリの姿をスマホに収めたいと、そちらへと引き返したのだ。
本来なら僕も安部ちゃんに倣い、我がカメラにその清楚な姿を収めんと引き返すのだろうが、
その声を打ち消し、岩湧山の頂へと歩き続けた。
思わぬ好天に恵まれた岩湧山の頂での一休み後、滝畑へと続く下り道で、両脚の大腿部が酷いこむら返りに陥る。
慌てて芍薬芍薬甘草湯を取り出し服用するが、その痛みと言ったら、表現の仕様が無いくらいのそれだった。
立った儘、脚を真っすぐに伸ばし、暫し痛みに耐えるが逃れることが出来ない。
次は、その場に腰を下ろし、両脚を真っすぐ前へと投げ出す姿勢で、暫時痛みに耐えていると漸く和らぎ始める。
岩湧山に至る行程で、左足の親指が既に攣っていたので、もしかすればと思っていたのだが、案の定、歩けない状態に陥ってしまう。
この我が脚では、計画通り皆と一緒に槇尾山へは行けそうにないと判断し、
僕は滝畑で待っているゆえ、安部ちゃんは皆と一緒に槇尾山は行ってほしいと伝えると、安部ちゃんは直ぐにその場を離れた。
僕は10分あまり其処に坐っていたのではないだろうか。
痛みが消滅した脚で、至極ゆっくりとした足取りで下って行くと、皆は次の分岐点で僕がやって来るのを待っていてくれた。
この時刻から槇尾山に行くと、滝畑のバス時刻に間に合わないという梅安さんの判断で、
滝畑よりバスで帰路につくことになったのだが、また皆に迷惑を掛けてしまうこととなった。
今日出合った花は、歩き始めて間も無く現れたホタルブクロ やノアザミ、フヨウ。
そして、五ツ辻へと樹林中を懸命に歩くときに、足下に散らばっていたテイカカズラの花弁とタツナミソウやドクダミくらいだっただろうか。
紀見峠駅を離れたときより、皆に付いてゆくだけで精一杯で、僕の心身は花どころではなかった。


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