山野颯想

山野走、山野歩、山野逍遥など、山野にかかわる事柄を中心に記載しています。

クスノキ(鎮座していて出迎えてくれる)

2018年10月08日 | 植物
2018年10月07日(日)
『クスノキ』
<鎮座していて出迎えてくれる>
先月は2日にやって来た墓地、
毎月一度は必ず、娘に会うために片道一時間半かけて車でやって来る墓地、
その墓地に入ってゆくと、正面に楠が鎮座していていつも僕を迎えてくれる。
この墓地には桜の木は其処彼処にあるようなのだが、楠はこれ一本のみのようだ。
楠は神社やお寺によくある樹木で、枝ぶりのよい大木となったものをしばしば見ることがあり、
よく訪れる京阪電鉄・私市駅前にも数本の楠が植えられているのを思い出す。
この楠の写真は、2005年11月27日に私市駅前で撮影したものだ。
ところで、長女が眠る墓石の直ぐ右横の墓石には義父が眠るのだが、
奇しくも今日は我が上さんの親爺さんの祥月命日でもあった。
それゆえ今日にお墓参りに行きたいと考えていた。
その為には「昼前には出て16時くらい迄に帰ってくればよい」
「昼飯を作っておけば、上さんに苦労を掛けない」と考え、
スタジオより帰って来て、直ぐに台所に立ち、ミートスパゲティーを作り始めた。
合挽肉やトマト缶を使う孫達が好むいつものミートスパゲティーだ。
我が家を出たのは11時頃だったように思う。それより1時間半後には墓地に居た筈だ。
ほぼ一時間費やして、
いつものように草引きから始めて、墓石を洗い供華をして、四つの墓石一つひとつに言葉を掛けて般若心経を上げる。
長女の墓石前に立つと、長女が小さかったころのことを想いだしてしまった。
お正月などに上さんの実家を訪れ、
夕刻我が家に帰ろうとすると長女はいつも「何で●●子だけ帰らなあかんの!」と言って泣きじゃくったのを想い出した。
「お彼岸に来なくて申し訳ない」「また来月やって来るからね」と言って墓地を離れた。

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