空蝉ノ詩

蝉は鳴く。地上に生きる時間は儚く短い。それでも蝉は生きていると。力の限り鳴き叫ぶ。私も今日、力の限り生きてみようか。

371編 色彩賑やかな墓石

2018-08-14 12:37:12 | 阿呆烏
色彩賑やかな墓石

路をとぼとぼ歩いていると
いつも目にしている墓石の表情が違う。
普段は灰色を着ている。
悲しそう、寂しそうな墓石。

お盆なので
墓石の周りは
生花や供え物が
所狭しとぎっしり並べられ
色あざやか。
墓石は嬉しそうに笑っている。

自分のご先祖様の墓石は
津軽海峡を渡らなければならない。
(いまでは海の下を新幹線で渡る・・・)
長男は帰らぬまま
内地にいる。
親不孝先祖不幸である。
だから
自宅では
仏壇に
お盆のときだけでなく
毎朝 水とお茶とご飯を供え
(ときどき花をそえる)
感謝と無事故を祈っている。


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