「不可視の両刃」放射線に挑む~英国大学院博士課程留学~

英国に留学して放射線研究に取り組む日本人医師ブログ

捨てる神あれば拾う神あり?

2018-12-08 | 雑記
本日の英国北アイルランド首都Belfastは、一日中雨が降ったり止んだりを繰り返しており、本当は遠くへ出掛けるつもりでしたが、やめておきました。英国留学もあと1年もありませんから、今のうちに、街の風景をよく見ておきたいという気持ちもあったのです。まあ、いつものように近くを散歩して、橋の上から流れる川を眺めてきました。

英国大学院博士課程留学の目標を振り返ると、

1. 博士号(PhD)を取得する
  → まだ博論書き始めていないけれども、なんとかなりそう

2. 3報以上論文を書く
  → 10報以上にはなりそう

3. NatureかScienceに論文を載せる
  → 無理でした…orz

4. 留学後に主体的(独立的に)に研究できる職を得る
  → 無理そう

冷静に考えると、最低限の目標は達成できそうです。
3や4は、出来れば達成したかったのですが、無理でした。しかし、福島原発被災地に還元できるような成果にむすびつく研究を展開するためには、超えなければならない試練でもありました。世界で一線級で戦っている研究者の方々は、このあたりはやはり突破していますから。つまり、自分には、才能も、運もなかったのでしょう。

私は学生時代から研究室を出入りしたりして、論文を書いたりしてきました。また、医師になってからも、もちろん患者さん第一の生活ではありましたが、症例報告を書いたり、研究をコツコツとやってはいました。したがって、留学後には小規模でもいいので、自分の研究グループを率いて放射線研究をやりたかったのでした。それも福島原発に近い場所で。
まあ、それは、どうやら無理でしたが…

とはいえ、生きてさえいれば、また何か新しいことができるでしょう。留学後のことはまだ決まっていませんが、捨てる神あれば拾う神ありと言いますから。そのうち道が拓けるのではないかと思っています。

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