子供の頃、庭に野良猫ちゃんたちが、集ってくれてました。
母が動物が苦手なため、子供の私がよく餌をやっていたのですが、至極、雑でした。給食のパンの残りをちぎって、ポーンポーンと投げたりしてました。鳩じゃないんだからね、、、
何匹もいる時もあったのですが、発泡スチロールのトレイに入れてあげたうるめご飯、みんなズズズっズズズっと食べながら動かしてしまい、ヘリにきたらポタンと落とす。しかし、賢い子は、片足をガッと中に入れてトレイを押さえつけて、マッハのスピードで完食してました。
夏の網戸、みんな爪でひっかけて引いて開けようとするので、予防策として、逆向きにしていました。でも荒っぽい性格の子は、引いてもダメなら押してみろ、というか、力任せに揺すってみろ、で、見事、成功させていました。
猫ちゃん、十匹十色。
冒険家の故、植村直己さんの講演を聞いた事があるのですが、犬ぞりをひく何匹かの犬の中には賢くさぼる犬がいる。そりを本気でひくと疲れるので、ひいているふりをするらしい。ロープはピンと張っているので一見わからないが、こちらから引っ張るとさぼっている犬は、簡単につーと下がってくるのだそう。
ロープは張った状態にして、ひいていないことの証拠隠滅を図るだなんて、知能犯。その優れたる悪知恵や、尊敬に値します。
そんな人をおちょくってくれる子は、叱るより、褒めてあげたい。