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美容師さんや店員さんなど、接客業に活かせる心理学とは?

  公開日:2018/07/09
最終更新日:2018/08/24

※この記事は約4分で読めます。

こんにちは、四谷学院の夏目です。

四谷学院では、受講前のご相談をお電話で受けています。
その中で、美容師さんや店員さんといった接客業の方から
「仕事に活かせる心理学を学びたい!」
というお声をいただくことがあります。
確かに、学校の先生や保育士さん、幼稚園の先生だけでなく、コミュニケーションが重要視される接客業においては、心理学の力が大いに発揮されます。

今回は、「心理学は仕事にどう活かせるか?」について解説していきます。

テクニック=即効性、というものではない

色々な心理テクニックを紹介した書籍はたくさんありますよね。
せっかくそうしたテクニックを覚えたとしても、都合よく、本に書いてある通りのシチュエーションはなかなかありません。
そのため、単一のテクニックで直接的な効果が出るわけではありません。

英語に例えるとわかりやすかもしれませんね。
「How are you?」「Fine, thank you」
このやり取りだけ覚えたとしましょう。
誰かに会ったらこう言えばいいよ、という感じです。

しかし、実際にアメリカ人に「How are you?」と声をかけても、「Fine, thank you」と教科書通りに返ってくることはほとんどないんです。
「great!」あるいは「Hey! What’s up?」と逆に聞かれたり・・・
そこの答えは必ずしも「Fine, thank you」ではありません。
つまり、「How are you?」は、会話のスタートなんです。

これと同じで、ただテクニックを覚えただけでは、仕事には生かせないということなんです。

本当に心理学を活かしたいなら…

もしも、本当に接客において心理学のテクニックを活用したいとお考えであれば、「心理学」を体系的に学ぶことが大切です。
心理「学」というその名の通り、「学問」として身につけていきましょう。

心理学の基礎を学んだ後に、心理テクニックやハウツー本を読むと、非常に理解が深まりますし、「はいはい」と納得できるかと思います。
書店や図書館には、膨大な心理(学)に関する本がありますから、その中から自分が今必要な本を選び出すためにも、心理学の基礎は非常に役立つことでしょう。

今の時代、ネットで簡単に検索して情報を引き出すことができますが、
「何か分からないことがあったとき、適切な参照先を探す技能が身につく」
というのは、大きなメリットになるかと思います。

たとえば・・・

あなた
ストレスについて調べたい

このときに、ただ漠然と「ストレス」とネット検索すると出てくるものは・・・

「おススメのストレス解消方法」
「ストレスから起こる病気」
「ストレスの原因」
「ストレスセルフチェック」
など

様々な情報が出てきますが、あれこれ眺めているだけで、本来調べたかったものがよくわからなくなってしまったり、貴重な時間を何時間も浪費してしまったりもしてしまいます。

もしも、あなたにストレスの症状や対処、ものの捉え方についてある程度の知識があり、どんな目的で何の関連で、ストレスについて調べたいのか、という思考と知識が備わっていれば、もっと短時間で具体的に絞込みができ、求める検索結果にたどり着けるのです。

心理学を学んだあなた
会話の中でお客様にストレスを与えていないか?ラポール(※)が会話の成立にどのくらい役立つか?具体的な会話のテクニックは?

ちょっと地味に思えるかもしれませんが、日常生活のなかで使用頻度が高く、いつでも役に立つ技能と言えるでしょう。

(※)ラポールとは・・・

カウンセリングに欠かせない!ラポール(信頼関係)とそのテクニック

まとめ 接客業にも心理学の基礎が役立つ

心理学の基礎を身につけることで、あなたの能力が底上げされる可能性があります。

テクニックひとつとってみても、より効率的に、効果的に活用できたり、短時間で解決策を見つけ出すことができたりします。

心理学は、私たちの生活に密接な学問ですから、様々なことに広く役立ちますが、特に、お客様(=他人)に直接関わる接客業の方には、ぜひとも学んでいただきたいものと言えるでしょう。

四谷学院では、初学者の方向けに「心理学入門講座」を解説しています。
接客業の方、人事関連、保育士や学校の先生など、人とかかわるお仕事の方の受講が多く、お仕事にそして毎日の生活にお役立ていただいています。

詳しくは、ホームページをご覧ください。

 

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