エフ・クラージュ イメージコンサルタント川崎由美子です。
IT業界に入って28年?29年?随分長くやってきました。
自分が50歳になってまだプログラムを書いているとは思いもしなかったけれど、
28年やってきていても、若い人には太刀打ちできないこと、学ぶことだらけで、正直毎日悔しいです。
来年リリースするシステムの開発を10人ほどのプロジェクトでずっとやってきています。
50代は私一人。40代はいない。30代数人。あとは20代という年齢構成。
プロジェクトのリーダーは20代の女性です。
そんなチームの中で一職人としてやっていますが・・・
自分の成果物、設計書であったりプログラムですら厳しいチェックを受けます。
エンドユーザーさんの意識がとても高いので。
こんなシステム開発は初めて。
ユーザーは、納期までに想定通りに動くものができればそれでいい、というスタンスのところがほとんどなのに、
今のユーザーは本当に成果物の内容まで細かくチェックしますし、たいていのエンドユーザーなんかほとんど見ることのないプログラムまでチェックします。
とにかく後々のためのことをものすごく考えて、少しでもいい成果物を作っておきたい、そのためにいろんな取り組みをしようとする、本当に意識の高いユーザーなのです。
なので、我々開発者にとっては、正直大変ではあります。
そして、自分が書いたプログラムは誰しもチェックを受けるのですが、昨日は私、コテンパンにツッコミを受けました。
長年やってきて、なんとも思っていなかったことに物言いがついた。
まずは、ショックだったし情けなかったし、落ち込みました。
そして正直、自分がとても悔しかったです。
なぜなら、昨日のツッコミでわかったのは、私のプログラムの書き方はとても非効率だということ。
とても洗練されたものとは言えないということ。
そして、今までの考え方をがらりと変えねばいけない時なんだと気づきました。
今まで私が書いてきたやり方は、今までの自分のスタンダードだった。
別にそれがいけないとは誰にも言われたことがなかったんですね。
でも、それを変えた方がいい、その事実を突きつけられたわけですね。
悔しかったし、落ち込んだけれど、でも、いいチャンスを与えてもらえた、と思いました。
こういう意識の高いユーザーさんの仕事でしかこういうことは気付かせてもらえない。
もっと洗練された、わかりやすいプログラムを書くために、こんなチャンスを与えてもらったんだなと。
なのでこれからは視点ががらりと変わりそうです。
50代になっても、こうやって気付かせてもらえる。
ありがたいことです。
まだまだもっともっと技術を磨いて行ける余地があるのだと思うと、それはそれで嬉しかったり。
これからはもっといいプログラムを書くぞ!
とすっかり気持ちが切り替わった私。
もちろん、昨日の今日なので、引きずっていないと言えばうそになりますが・・・
悔しい思いをするということは、まだ伸びる余地がある、ということですし、
とてもいいきっかけになることだと感じます。
もっとよくなるためにはどうしたらいいか?そういうことを考えさせてもらえるきっかけになる。
アスリートが、負けた時ほど自分と向き合えるチャンスになるのと一緒かもしれないなと思いました。
本日もお読みいただきありがとうございました。
エフ・クラージュ
川崎 由美子