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さよならニキビ。また来て美肌♡ 〜 第8回 〜

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こんにちは。
ニキビ対策をする上で重要な「ニキビができる原因」の第5弾。

今回は、「−外因性の原因②−」についてご紹介していきます。

前回も紹介した、ニキビの発生のメカニズムをおさらいしましょう。
前回記事「ニキビができる原因 −外因性の原因①−」はこちら→
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ニキビは、刺激を受けた脂腺性毛包の主に毛漏斗下部で角化異常が起こり、角質層が厚くなって毛穴をつまらせることにより生じます。毛穴がつまると皮脂や毛、角質がヒフ表面に出られずに毛包内にたまってニキビの赤ちゃん(コメド)をつくり、ニキビ桿菌も増え、悪化していきます。

 

どういったものが「外因性の原因」となるのか、引き続きみていきましょう。

外因性の原因 -活性酸素-

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酸素は私たちが生きていくために欠かせないものですが、その一部(1~2%)は「活性酸素」というものに変化してしまいます。この活性酸素は、他の物質と非常に反応しやすい状態にある酸素で、体のいろいろな成分を攻撃して酸化します。
また、オゾン層破壊による紫外線の増加や、車などから出される排気ガスの増加、様々なストレスの増加は活性酸素発生の原因となります。

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紫外線
ヒフに紫外線があたると「活性酸素」ができます。
また、ニキビが多い人ではたまった皮脂を栄養源としているニキビ桿菌が増えており、このニキビ桿菌の代謝物に紫外線があたると活性酸素ができます。
活性酸素は皮脂を酸化し、周囲の細胞を傷つけます。さらに、ニキビができるのを促したり、すでにあるニキビに炎症をひき起こす悪化因子と考えられています。

 

外因性の原因 -環境因子-

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大気中の汚染物質
身体の表面を覆っているヒフは、常に外気にさらされているため、大気中の様々な汚染物質の影響(刺激)を受けやすくなっています。
汚れがヒフにつき、それが毛漏斗部位への化学的刺激となって毛穴をふさぐと、ニキビの赤ちゃん(コメド)ができる原因の一つになります。

職業的に扱う薬品
印刷用の各種インク、機械油、染色材料、ペンキなどの塗料、農薬、塩素・フッ素・臭素・ヨウ素などのハロゲン化合物を扱う職業の人では、ヒフとの接触が原因でニキビができてしまったり。また、調理用の油をよく使う人などにも、オイルの蒸気やミストとの接触が原因でニキビができることがあります。このように職業的に扱う薬品などが原因となるニキビは、「職業性痤瘡(ざそう)」とよばれています。

 

外因性の原因 -頭皮-

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脂漏
顔にニキビができる人では、多くの方が頭皮も脂漏状態にあります。
頭皮のケアをせずに顔のニキビのお手入れをしても効果がでにくかったり、せっかくきれいになっても、すぐに再発したりします。
ニキビのお手入れ中は、お手入れの効果を確実に引き出すためにも頭皮を清潔に保つヘアケアも心掛けましょう。
ヘアケア製品もヒフに刺激を与えないトニックやシャンプーをお使いください。

ここまで5回に渡り、ニキビができる原因についてお話してきましたが、いかがだったでしょうか?
ニキビ対策には、ニキビができる原因をよく知ることが大切です。
あなたのニキビができる原因はなんだったでしょうか?
これからのニキビ対策にお役立てくださいね。

次回は「 ニキビと乾燥 」をお話していきます。お楽しみに!