初診の訪問歯科から1週間後、ドキドキワクワクの2度目の診察。
治療中に幼いわが子たちにしゃがれては困るので、両親に預かってもらった。

年配の歯科医師と歯科助手の2名が訪問、旅行用スーツケースほどの大きさの機材を3つ運び込んだ。

歯科医師と問診をしている間、歯科助手がひと際大きなスーツケースを開き、何やら組み立てている。
歯を削る道具が一式テーブルに並べられ、それぞれケーブルのようなものでつながれていた。

間近で見たことがなかったので、とても興味津々。

歯を削る機械はタービンという名前だと教えてくれた。

治療開始。
虫歯がだいぶ進行しているようなので、まずはレントゲン撮影から開始。
居間のソファーで寝ながら治療すると思っていたが、楽な体勢で椅子に座ったままでもOKとのこと。

虫歯ヵ所にフィルムを当てて携帯用の撮影機で頬側から撮影。
医師がフィルム上に映った虫歯や神経の治療方針について丁寧に説明してくれた。

そして次はいよいよ歯を削る作業。
口を開けたまま上を向いた姿勢の維持は辛いので、妻に頭を支えてもらう。

タービンの「シュイーン!」という独特な音を聞きながら目を閉じると、本当に院内で治療されているような錯覚に陥る。

口をゆすぐとき、紙コップで水を飲ませてくれた。
そして、それを吐き出す受け皿も口の前まで持ってきてくれる。

訪問歯科はお年寄りや身体の不自由な方が利用するサービスだから、これが当たり前なことなのだろうか・・・
筋ジスで腕を曲げて水を飲む動作が難しい私にとっては、心の底から有難い。

虫歯を削り終え、石膏のようなもので塞いだところで今回の治療はおわり。

次回から神経の治療をするとのことだ。

虫歯の痛みから解放され、また、これからは歯医者へ足を運ばなくても良い、という安心感に思わずニヤついてしまう。

それにしても、訪問歯科ってすばらしいサービスだ
口さえ開いていられれば、どんな体勢でも治療できるとのこと

椅子から全く動くことなく治療してくれる、しかも院内とほぼ同じレベルの治療ができる
また、薬(痛み止め)もその場で処方してくれたことも大変助かる

もっと早く知っていればよかった

これからも利用させていただきます