今日は七夕。

いよいよ、夏らしくなってきた。

例年であれば、各地で七夕祭りなどが開催されて、美しい七夕飾りを眺めながら夏の到来を感じるところである。

しかし、今年は新型コロナウイルス感染症対策の観点から、各地で祭りや花火大会は軒並み中止する流れとなっている。

やむを得ない措置である。

ましてや、現下、パンデミックの大波がふたたび社会を呑み込もうとしている時に、現実の厳しさを忘れて風流に浸る事など出来そうにない。

九州地方では、連日特別警報が発出されて、各地で甚大な被害が出ている。

アナウンサーが頻りに「命を守る行動を!」と呼びかけていたが、こうした場合、早急に恒常性バイアスを取り払うことから始めなければならない。

根拠のない楽観的観測を頭の中から捨てて、賢明な判断をただちに行動に移す。

生死の境目がたった一つの判断によって大きく変わる事が実際にあるのだ。

同じ事がコロナ対策にも言えるだろう。

私は東京で三桁の感染者が出たという速報が流れてから、すぐに行動を起こした。

マスクを安いうちに箱買いして、来るべき受難の日々の備えて万全の態勢で臨むつもりだ。

例年にない静かな七夕。

しかし、静かになったお陰で、今後について冷静に考えを巡らせる機会を得られた。

コロナとの戦いの夏がいよいよ本格化する。