母の過去 125 | 不思議なトントン日記

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感動あり泣き笑いのブログにし皆さんが楽しみにしてもらえる事を目指します。
1話完結ではありません。根気よく読んでいただければ嬉しく思います。
時間のある方は初めから読んでいただければ、笑っていただけると思います。

125
 
妹達が家にいない母に慣れ始めた頃に
母も頑張り保険の契約が少しづつ取れるように
なりました。
父もダンプで砂利の運搬は不安定だと思い
元の力仕事に戻ろうかと考えていたのです。
 
真冬の凍えるような寒い日も
真夏の倒れるような暑い日も
母は保険のセールスを頑張り営業所で
約1年で2位になったのです。
20人ぐらいの営業所ですが、
長年セールスをされている方たちを追い抜き
新人の母が2位になったのです。
少し給料が増えると母は2位の成績では
満足しません。
当然のように1位を目指すのです。
その為には一人でも多くのお客さんの所を
まわる為に電車とバスでは駄目だと考え
原付バイクの免許の試験を受けたのです。
僕は2度目で合格しましたが
頭の良い母は一発で合格です。
確か合格すると直ぐに50CCのシャリーと言う三段ギアーの単車を
買ったと思います。
家に単車が運ばれて来ると 父にコーチしてもらい 
約一週間で乗りこなせるようになったのです。
ギアーもなんなく使いこなし
よし!頑張るぞ!と夜ご飯の時に急に言ったのです。
しゃもじを持つ手が単車のアクセルを操作するように
クイクイ動いてました。

 

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