母の過去 210 | 不思議なトントン日記

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感動あり泣き笑いのブログにし皆さんが楽しみにしてもらえる事を目指します。
1話完結ではありません。根気よく読んでいただければ嬉しく思います。
時間のある方は初めから読んでいただければ、笑っていただけると思います。

210
 
それでは Yさんの事を少し書かせていただきます。
母と同じ営業所に勤務されておられ、
年齢は母より約20歳年上なのですが、
年が離れていても、なぜか母と気が合うのです。
お住まいは隣の町に住んでおられて
営業所の中では住まいが一番近くの方です。
若い頃に地主に惚れられ結婚されたのですが、
ご主人は第二次世界大戦で亡くなられたのです。
可愛い女の子とYさんを残して一人旅立たれたのは
本当に心残りだったと思います。
地主に惚れられるのですからYさんは凄く綺麗な方だったのです。
Yさんがどれだけお綺麗だったか解る話があります。
住んでおられる所の沿線は
当時は国鉄片町線と言ったのですが、
京都までの単線電車です。
着物を着て日傘をおさしになり線路沿いを
歩いておられたYさんを見て
なんと!!!!!
国鉄片町線の運転手が電車を止めてしまったのです。
Yさんに見とれて見えなくなるまで
男の大半が窓際に来て口を開けボーと見とれていたと
言う話があります。
この話はYさんから聞いたのではなく
Yさんと同じ町内の方から聞いた話です。
男は綺麗な人を見て満足されたと思うのですが、
女の人は止めた電車の中で、どのように思っていたのでしょう?
カップルで乗っておられた方はどうされたのでしょう?
見たいが見れない!
でもここで見ないと次回はいつ見れる?
次回がない可能性が非常に高い!
その様な葛藤があったのは間違いないのでは?
窓際に行きたいが、今行けば後は修羅場になる!
ようもないのに立ったり座ったりを繰り返しYさんを
チラチラ見ていたのかも知れません?
チラチラ見ていても家では修羅場だったでしょう。
同じ修羅場なら窓際に行きじっくり見れば良かったと
後で思われた方もおられたのでは???
 
明日もYさんの事を書かせていただきます。
 

 

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