母の過去 231 | 不思議なトントン日記

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感動あり泣き笑いのブログにし皆さんが楽しみにしてもらえる事を目指します。
1話完結ではありません。根気よく読んでいただければ嬉しく思います。
時間のある方は初めから読んでいただければ、笑っていただけると思います。

231
 
月曜は予定通りお土産を持って行く事ができたようですが、
火曜は僕の予想は当たっていました。
母は家に帰ると、ただいまも言ずに
家に一歩入ると口から飛び出した
最初の言葉は、どうして考えた通りにお土産を
持っていけないんだろうと言うのです。
見ていない僕にも解ります!
それは一軒の所で話し込み時間を忘れるからだと、
それを言ってもその時は解ったと言うのですが、
お客様の所に行くと必ず解ったと言った事を忘れ、
話し込むのですから言う方がバカらしいのです。
独り言をブツブツ言う母にかまっていられません!
僕はテレビを見るのが忙しいのです。
母はご飯の支度が終わるとコタツに入り
又メモを書き始めたのです。
テレビも見たいが何を書いているのかも気になります。
横目でチラチラ見ると
話す内容の変更とお客様の所に行く件数を減らして
いるのです。
一日に自分が訪問できるのは3件が限界だと
思ったようです。
訪問の件数は3件で良いと思うのですが、
話す内容をメモに書いても僕は無駄だと
思っていたのです。
それは話し始めるとメモの内容は全く関係がなくなり、
話は一軒一軒同じ話をすると思ったからなのです。
その話とは旅行に行く時から帰る時までのすべてを
相手の方の時間が許す限り話すのに違いありません!
メモは初めから無駄なんです!
効率よくお土産を配ろうと思っている母の考えは
もっと無駄です!
母のメモが気になりその時のテレビの内容は僕の
頭を素通りしました。
 
もしかすると旅行に行くきっかけから旅行から
帰り家に入る所まで話していたのかも知れません。
 

 

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