母の過去 294 | 不思議なトントン日記

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感動あり泣き笑いのブログにし皆さんが楽しみにしてもらえる事を目指します。
1話完結ではありません。根気よく読んでいただければ嬉しく思います。
時間のある方は初めから読んでいただければ、笑っていただけると思います。

294
 
M銀行を紹介して下さった社長の所に
手ぶらで行くわけには行きません!
車の中で何を買うかと考えていると
あっと言う間に時間が過ぎます。
自分の大好きな買い物と言えば聞こえが良いですが、
これも大きくわけると浪費の事ですから時間が過ぎるのが
早いのです。
仕方がないとお茶菓子を買い社長の事務所に向かったのです。
事務所に行くと社長は保険はどうでしたと
母に言われ母は嬉しさのあまり
親指と人差し指で丸を作ったのです。
それを見た社長はニコニコと笑顔になり
ソファーを進めて下さり よかったなと
自分の事でもないのに安心して下さっているようです。
母は父が言った事に間違いがないと思い
もう聞かない事にしたのです。
そしてお茶菓子を渡し弟さんまで協力をして下さり
ありがとうございますと言うと
社長も照れ笑いをされ、
たまたま来たから一芝居してやれと言っただけですから
気にしなくていいと言われたのです。
フトコロが深いのは弟さんだけではなく
社長もです!
そして母は弟さんの所にもお礼と顔を忘れていた事の
お詫びに行きたいと言ったのですが、
社長は本当に気にしなくていいと言われ行きたいが、
行けなくなってしまったのです。
何度も何度もお礼を言い事務所から営業所に戻ると、
なんとM銀行を紹介してあげると言われたもう一人の方から
電話が掛かって来ていたのです。
母は天を見ているつもりでテンジョウを見て
信じていない神様にお礼を言い
もしかすると本当に神様はいるのかも知れない?
嫌!亡くなった祖父が応援してくれているのかと
色々な事を考えたのです。
 
今は年を取り信心深くなったようです。
 
 

 

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