母の過去 296 | 不思議なトントン日記

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感動あり泣き笑いのブログにし皆さんが楽しみにしてもらえる事を目指します。
1話完結ではありません。根気よく読んでいただければ嬉しく思います。
時間のある方は初めから読んでいただければ、笑っていただけると思います。

296
 
 
大急ぎて入院の特約書類を作り奥様の所まで
翌日に届けた母です。
書類を届け営業所に戻ると、
M銀行の支店長から電話が掛かっていたのです。
母は新幹線より早い急ぎの保険契約をしたから
何か不備があったのかと、
支店長にも大急ぎで折り返しの電話をしたのです。
すると支店長が部下が保険の話を聞きたいと言っているので
電話を回すから待ってと言われるのです。
母の心臓が早くなります。
支店長を紹介していただき、まだ一週間もすぎていません!
紹介していただいてから直ぐに保険に加入していただき、
そして今度は支店長が部下を紹介して下さるのです。
電話がつながるとお互いに挨拶をすませると、
行員の方が支店長より少し金額の低い保険の契約書を持って
来て下さいと言われたのです。
母はまだ保険の話を何もしてないのです。
ただ支店長に電話をすると
部下に電話をつないで下さり
挨拶をすると保険の契約書を持って来て下さいと言われたのです。
もう何が何か解りません!
でもこれが夢ではなく現実だと言う事は解ります。
行員の方に一度お会いして説明をさせて下さいと言うのですが、
信用してますから3通の同じ契約書を
持って来て下さいと言われたのです。
さ、さ、三通と少しビックリして聞くと、
何事もなかった様に冷静そのもので 
はい!と言われるだけです。
そして支店長の金額より少し低いのだと
2000万で良いのですか?と母が言うと
これもお任せしますと言われるだけです。
まるでキツネにつままれているような話です。
母は電話を切るとボーとしているだけですが、
一緒にヨーロッパ旅行に行ったYさんが
良かったなーと話しかけられ
自分を取り戻す事が出来たのです。
Yさんに話しかけられずに、
あのままだと営業所が閉まるまで
棒立ちだったかもしれません!
車を運転して事故もせずに家までたどり着けたのが奇跡なら
その原因のM銀行からの電話の内容も奇跡です。
 

 

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