母の過去 297 | 不思議なトントン日記

不思議なトントン日記

感動あり泣き笑いのブログにし皆さんが楽しみにしてもらえる事を目指します。
1話完結ではありません。根気よく読んでいただければ嬉しく思います。
時間のある方は初めから読んでいただければ、笑っていただけると思います。

297
 
M銀行の支店長から電話をいただいた翌日に
母は営業所に出勤して朝礼が終わると
直ぐに三通の保険の契約書を作り始めました。
作り始めて気が付いたのですが、
保険の金額は2000万ですが、
支店長には入院特約をつけています。
部下の方達にも入院特約をつけるのか電話で
聞こうと思いましたが、
受話器をとり考えが一瞬で変わったのです!
支店長より少し金額の安い保険とは聞きましたが、
入院特約は同じで良いと勝手に思ってたのです。
勝手に思ったのではなく、
自分に思いこませたのです!
入院特約があるのとないのとでは少しですが、
成績にひびいて来ます!
毎月の保険料の支払いはあまり変わらないから
母の独断で入院特約がある契約書を作ったのです。
それに銀行員の仕事が凄くハードだと言う事を
飛び込み訪問を初めて知りましたから
入院された時にきっと役にたつと思ったのです。
契約書を作り終えると
どうしても入院された方の事を考えてしまいます。
一度お見舞いに行きたいのですが、
奥様が落ち着くと社長から電話させますと
言われていたので悩むのです。
落ち着いた時は退院の時ではないのか?
それならお見舞いにいけない!
奥様も母に気を使い落ち着けば電話させると
言われたのではないのか?
入院されている病院は奥様に聞いているのだから
お見舞いに行くべきか?
それともまだ調子が悪くお見舞いに行くのは
迷惑かと三通の保険の契約書に指でトントンと
リズムよく叩きながら考えるのです。
今までお世話になった方が入院されているのです。
お見舞いにはどうしても行きたいと言う気持ちがあります。

 

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