母の過去 301 | 不思議なトントン日記

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感動あり泣き笑いのブログにし皆さんが楽しみにしてもらえる事を目指します。
1話完結ではありません。根気よく読んでいただければ嬉しく思います。
時間のある方は初めから読んでいただければ、笑っていただけると思います。

301
 
小柄な母は雑誌を両手の袋に入れ
フーフー言いながら
病院の受付で部屋を聞き
これも又フーフー言いながら長い廊下を
病室に向かいよろけるように歩いて言ったのです。
病室に到着するころには足がガクガクですが、
ノックをして返事を聞き部屋に入り
お客様の顔を見ると疲れも宇宙の彼方に吹っ飛びます!
少しお痩せになられた気がしましたが、
胃潰瘍で入院されているのですから
痩せるのは当たり前です。
それにカロリーの少ない病院食です。
当時の病院食は本当に不味くて味もない感じでした。
これで太る人がいればその人がスーパーマンなのです。
この入院されている方も小さな会社の経営をされている方で
母の保険のお客様は本当に会社経営をされている方や
お店をされている方が多いのです。
それは初めて生命保険の世界に入り
どうすれば効率よく保険の成績を良く出来るのかと
考えた結果だと思います。
偶然や運も少しはあると思うのですが、
闇雲に頑張っても後が続かないと思っていたのでしょう。
以前にも書かせていただきましたが、
同じ飛び込みセールスをするにしても
下調べを念入りにしてからの訪問ですから、
僕だとそこまで頑張る自信がありませんが、
母は向上心が強いから
自分で頑張ろうと気合をいれなくても
自然としていたようです。
また努力が好きな人なのです。
 

 

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