母の過去 302 | 不思議なトントン日記

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感動あり泣き笑いのブログにし皆さんが楽しみにしてもらえる事を目指します。
1話完結ではありません。根気よく読んでいただければ嬉しく思います。
時間のある方は初めから読んでいただければ、笑っていただけると思います。

302
 
 
M銀行を紹介していただける予定の方が入院され
大急ぎでお見舞いに行った母ですが、
M銀行の紹介が気になり行ったのではありません!
本当に心配で一日も早くお見舞いに行き
お顔を見たくて行ったのです。
こんな母だから皆さんに保険の加入をしていただけるのかも
知れません?
会社を経営されているような人なら
本当に心配で来てくれたのか?
とりあえず付き合いで来てくれたのか?
それはなんとなく解ると思うのです。
口先では良い事を言っていても
本当はどう思っているのか?と別れてから考えるような
人も沢山おられます。
そのてん母は賢いのか能天気なのか解りませんが、
僕から見ると裏表が無い様に思います。
きっと入院されていた社長もそのように感じられて
いたから付き合いがi引退されるまで続いたのでしょう。
お見舞いに行った母は社長のお顔を見て安心して
家に帰って来ると
入院されている社長とは会った事がない僕達に
思っていたより元気だったとか、
退屈だからまだ帰るなと言われたとか
一人で話し始めるのです。
当然のように僕の目と耳はテレビの方向を向いていますが、
母はよほど安心したのか?
そんな事はおかまいなしに仕事から帰り服も着替えずに
上司に報告でもするかのように
話し始め一通り話終わると
さー今日は何を作ろうかなと台所に向かったのです。
僕はあれだけキゲンが良いから今日の
夕ご飯は期待できると思い、
舌なめずりをしようとしてお腹かすいてない事に
気が付いたのです。
学校から帰り直ぐに食べたおやつを凄く後悔したのですが、
その日の夕ご飯は何だったのかは思い出せません。
後悔した事を思い出せるのですから
僕が好きな肉だったと思います。
それとも入院に全力で力を使い切り
簡単な刺身だったかも知れません?
良い事があればどちらかなのです。
 

 

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