母の過去 319 | 不思議なトントン日記

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感動あり泣き笑いのブログにし皆さんが楽しみにしてもらえる事を目指します。
1話完結ではありません。根気よく読んでいただければ嬉しく思います。
時間のある方は初めから読んでいただければ、笑っていただけると思います。

319
 
父が男の天国香港旅行から帰って来ました。
母は父の旅行の話を聞きたいのですが、
父は母に話すと家に爆弾が落ちた騒ぎに
なる事をお腹いっぱい知っていますから
疲れた以外は何も言いません!
それは当然です!
僕も父の立場ならそれ以外は言わないと思うのですが、
男の僕は大人になった時の参考に
聞きたいと思っていました。
母も疲れたから寝ると言う父の言葉を聞き
あっちこっち行き疲れたと思ったようですが、
それは母が行く旅行です!
父は男の天国に行って来た事をすっかり忘れているのです。
父が寝室に行くと母は自分が行くスイス旅行の
パンフレットを見始めたのですが、
母の口から出るのは一日が長い
まだ旅行に行くまで何日あると言う言葉と
ため息だけです。
子供が遠足の日を待っているのと変わりません!
一度海外旅行に行きこれほど旅行が好きに
なった人を見た事がありません!
海外だけではなく国内もです!
一人いるのですが、それが目の前にいる母です。
とりあえず日帰りのバスでも旅行気分になり
ワクワクドキドキするのですから、
磁石のプラスとマイナスがくっつくように
母と旅行がくっついたようです。
一度海外旅行に行き母は浪費と旅行が趣味の大半を占めるように
なったのです。
他にも色々な事をしてましたが、
それはおいおい書かせていただきます。
でもそれも浪費の一部と言えなくもない物ばかりです。
衣食住と同じぐらい大事に思う旅行は特別のようです。
景色を見てどこが良いのか僕にはよく解りません。
海だとボーと眺めているのは好きですが、
田舎育ちの僕は山や川を見ても何とも思わないのです。
それなら町で綺麗な女の人を見る方が100倍感動します。
(笑)

 

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