母の過去 380 | 不思議なトントン日記

不思議なトントン日記

感動あり泣き笑いのブログにし皆さんが楽しみにしてもらえる事を目指します。
1話完結ではありません。根気よく読んでいただければ嬉しく思います。
時間のある方は初めから読んでいただければ、笑っていただけると思います。

380
 
バーテンの不安も知らづに自分が考えた作戦に自信ををつけた
元大工さんが名刺を配っていると
スナックのホステスさんに偶然会い
その日は呑まないと決めていた元大工さんですが、
0,1秒で考えが変わり飲みに行く事にしたのです。
ホステスも2回目だから
ボトルを入れさそうと頑張ります。
自分のグラスに入っているお酒は
元大工さんがトイレに行くと他のお客様に気づかれない様に
捨てるのです。
そしてトイレから戻って来た元大工さんの前で
自分のグラスにお酒を造り始めます。
こんな事は常識ですが、
3,4カ月前まで汗水流し真面目に働いていた
元大工さんは知りませんでした。
ヘネシーのボトルがカラに近づくと
ホステスさんもチャンスと頑張り飲み始めるのです。
その日もボトルを入れショットバーに帰ったのです。
ショットバーのドアを開けてバーテンに聞く事は
もう皆さんお解りのラウンジのホステスさんが来たのか
連絡があったのかです。
まだ営業をしているラウンジのホステスさんが来るはずがありません!
酔った頭で考えるからこんな事を聞くのです。
酔いをさまそうとグラスに氷と水を入れカウンターに
座り営業の名刺を見ていると
ドアが開きます。
元大工さんはラウンジのホステスさんが来てくれたのかと
素早く見ますが、来てくれたのはカップルのお客様です。
ラウンジのホステスさんより僕は上客と思うのですが、
元大工さんは自分の営業の結果を知りたいから
カップルのお客様よりラウンジのホステスさんを
待っているのです。
12時少し前に変えられたカップルのお客様に変わり
ラウンジのホステスさんが来てくれると
ありがたいのですが、
そう上手くは物事は運びません!
この日は無理かと思っていると電話が鳴り
今度こそはラウンジのホステスさんからの電話だと
自分で電話にでる元大工さんですが、
これも空振りです。
でも昨日も来てくれ先ほどまで呑んでいた
スナックのホステスさんが
今から行くと言う電話だったのです。
これにはマスマス営業の自信をつけた元大工さんですが、
バーテンは思っていました。
足し算と引き算が出来れば営業は大損だと。
そしていい気分になった元大工さんはスナックのホステスさんに言わなくても良い
一言を言ってしまったのです。
 

 

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