母の過去 462 | 不思議なトントン日記

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感動あり泣き笑いのブログにし皆さんが楽しみにしてもらえる事を目指します。
1話完結ではありません。根気よく読んでいただければ嬉しく思います。
時間のある方は初めから読んでいただければ、笑っていただけると思います。

462
 
凄くお世話になっている
居酒屋の女主人の誕生日を偶然に手帳を見てと
言えばまだいいのですが、
時間つぶしと書いた方が正確です。
そして誕生日だと気が付いた母の浪費家の血が目覚めると
何をプレゼントしよう?
生駒の高級ブティックに行き探そうか?
それとも京都か大阪の百貨店に行き
探そうかと浪費家の血と相談していると
三輪素麺の会社に向かう時間になったのです。
こうでなければ母らしくありません!
イライラして時間の過ぎるのは待っているようでは
加入していただける保険にも加入していただけません!
テンションをMAXにして向かわなければ
三輪素麺と言う名前に飲み込まれてしまいます。
テンションをあげた母は車のハンドルを握ると
安全運転で三輪素麺の会社に向かうのです。
もう緊張のきの字は少しはありますが、
リラックスのリの字も
やる気のやの字もありますから何とかなると
ハンドルを握りブツブツとつぶやき
天理街道を三輪素麺の会社に向けて
走るのです。
もちろん自分の足ではなく真っ赤なカリーナの車でです!
三輪素麺の会社の近くになればなるほど
緊張のきの字は大きくなり
リラックスのリの字は消えて行きます。
でもやる気のやの字は消える事はありません!
直ぐそこに三輪素麺の会社が見えても
やる気のやの字は小さくなるどころか
少し先ほどまでより大きくなったように感じるのです。
もうこうねれば重い空気の事は三輪素麺の話が出た時からは
母の頭の隅の隅に追い込まれたのです。
思いだすのは何時になるのかが不安です?
でも今は三輪素麺です!

 

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