母の過去 488 | 不思議なトントン日記

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感動あり泣き笑いのブログにし皆さんが楽しみにしてもらえる事を目指します。
1話完結ではありません。根気よく読んでいただければ嬉しく思います。
時間のある方は初めから読んでいただければ、笑っていただけると思います。

488
 
女主人が女子高生のようにもじもじして話し始めたのですが、
どうも男は夜の世界で働いているようです。
それもホストなのです。
これは彼氏ではなくただの客とホストの関係では
ないのかと、
母は思いましたが、
それを嬉しそう話す女主人に言う訳には行きません!
恋は本当に盲目なのです。
冷静な判断が出来なくなるのが恋なのでしょう。
普通の仕事をしている人が
大阪からタクシーで誕生日プレゼントを渡そうと
来るのは無理です。
来るのは電車か自分の車が普通です。
金銭感覚がホストで売り上げがある人は
少し違うのです。
女主人の話を聞けば聞くほど母は不安になるのです。
女主人は騙されているのに決まっていると!
何と言っても女主人が彼氏と思っていても
男の方は女主人をお客としか
思っていないからです。
心配は心配なのですが、
ここでそれを言う訳には行きません!
目の前では女主人は少女のように
セーターをだきしめているのですから、
誕生日プレゼントを渡そうと来たのに見なくても
良い所を見てしまい
母は言うに言えないから困りますが
少し時間を置いてから それとなく言う事にしたのです。
そうと決めると次にする事は女主人に誕生日プレゼントの
高級セーターを渡すだけです。
ホストに先をこされて同じようなセーターを渡されたのですが、
きっと喜んでくれるだろうと
誕生日おめでとうと生駒の高級ブティックで購入した
高級セーターを渡したのです。

 

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