母の過去 510 | 不思議なトントン日記

不思議なトントン日記

感動あり泣き笑いのブログにし皆さんが楽しみにしてもらえる事を目指します。
1話完結ではありません。根気よく読んでいただければ嬉しく思います。
時間のある方は初めから読んでいただければ、笑っていただけると思います。

510
 
 
支店長室で二人が自分勝手にとんでもない事を
考えていたんだと思い
謎が解けると母はこれでは保険に加入して下さるのは
無理だと思い帰ろうとすると
支店長がせっかく来ていただいたのですから、
保険に入りますとおっしゃってくださったのです。
母はこれで悪魔の計画は完成したと
心の中でパチンと親指と人さし指で気持ちよく
音を鳴らしたのです。
実際にはそんな事は出来ないのですが、
心の中なら大抵の事が出来る人なのです。
イライラ考えた話の結果は大間違いでしたが、
最後の最後に保険に加入して下さるなら
イライラも無駄にはならなかったと
思わず口にしてしまい
支店長がお笑いになられたのです。
この日はM銀行以外の予定を入れていなかった母は
帰りにトヨタに行き色々な打ち合わせをしようと
支店長が保険の申込書を書かれている時に
考えていたのです。
保険に加入していただき玄関まで送って下さり
他の行員にも言っておきますと
力強い一言をいただき母は裏に止めた車まで
早足で向かったのです。
もう営業所に帰らないでその日は直帰です。
夕方まではまだまだ時間がありますが
家に帰るまでにする事が山のようにあります。
運転しながらハンドルをトントンと人差し指で
しながら、買う車はカリーナの最新型ですが、
色は何色にするか、オプションはどうするかと
考えるだけで、
もう新型カリーナに乗り走っている気分なのです。
色々な事を考えていても
常に運転は安全運転です!
 

 

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