母の過去 540 | 不思議なトントン日記

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感動あり泣き笑いのブログにし皆さんが楽しみにしてもらえる事を目指します。
1話完結ではありません。根気よく読んでいただければ嬉しく思います。
時間のある方は初めから読んでいただければ、笑っていただけると思います。

540
 
時間割を決めてノートに書かれた答えを考える
母ですが、
初めは細かく書けばすぐに必殺技は完成すると
思っていたのですが、
それは黒糖のように甘かったのです!
いくら考えても
細かく書き始めた時から1つの答えも見つからないのです。
前に進んだのは時間割だけです。
どの様な理由で集まってもらうのか?
それさえも まだ決められないのです。
弱った母は自分で考えても無理かもしれないと思い
大勢の人がいる所を発見すると
車を止めて様子を見に行く事にしたのです。
これなら集まっている理由が解り
母の必殺技にも使える可能性があります。
いざ大勢の人達が集まっている所を見つけようとすると
なかなか見つからないのです。
普段は何気なく運転していると
大勢の人達を見る事がよくあったと思うのですが、
いざ見つける段階になると
本当に何処を探しても見当たらないから
困り果てた母はストレス発散に買い物に出かける事に
したのです。
営業所を出て歩いていると大勢の人が集まっているから
これは何だ!神様は本当にいるんだ!
私の努力を空の上から見ていて
そろそろ一つ目の答えを教えてあげようと
思ってくれたんだと急いでかけより見て見ると
JR奈良駅に屋台のような店が数件出ていて
お客さんが買って食べているだけでした。
それを見た母は1秒で神様は見た事も
話した事もないから まだ信用は出来ないと
考えを孫悟空の瞬間移動の速さで変えたのです。
考えを変えても人が大勢いるのは
商店街や駅ばかりです。
これだけ考えても何も前進しない母は
もう一度 初めからノートの書き方を変えようと
考え直したのです。
必殺技はこれ以上のものがないと思っていましたから
そのままですが、
これ以上のものがたとえあったとしても
今の母には出来ないでしょう。
 

 

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