母の過去 548 | 不思議なトントン日記

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感動あり泣き笑いのブログにし皆さんが楽しみにしてもらえる事を目指します。
1話完結ではありません。根気よく読んでいただければ嬉しく思います。
時間のある方は初めから読んでいただければ、笑っていただけると思います。

548
 
 
自分で考え答えを見つける事を諦めているのに
気が付いてない母は
営業先に行くと話のついでに聞いてしまうのです。
営業の話がすむとついつい人の力を借りて
ノートに書いた答えを見つけようと
聞くのですが、
簡単に答えが見つかるのならここれだけの
時間を使い苦労もしません!
新し作戦を考えてから何日が過ぎたか
それを考えると気が重くなり
違う作戦を考えようかと諦めかけるのですが、
違う作戦が浮かばないから
以前に工務店の社長に言われた事を思い出し
それを実行しようとしたのです!
営業成績が簡単に思いついた作戦で
良くなるのなら
母より古いセールスレディー達は皆さん
お金持ちになられています。
簡単に保険と言う見えない安心と言う紙を売るのですから
簡単に思いつき この作戦で行こうと考え
お客様の所に行き お客様がそれは良いですね、
では保険に入りますと言う訳がありません!
それは退屈だから暇潰しに
明日からエベレストに登ろうと思い
着の身着のままいくようなものです。
途中で凍え死ぬことが解らない甘い考えなのです。
それを思うと簡単に答えが見つからないのは
当然と言えば当然の結果で
この壁を乗り越えないと成績を安定する事が
出来ないのです。
作戦を考えているあいだも
母の成績は奈良県全体のセールスレディー約800人の
5位以内をなんとか頑張りキープしているのですが、
このままではいつか追い越されると気が付いているのです。
怖い相手は自分のように中堅保険会社から引き抜かれた
人です。
その人達は今までのお客様を持っていますし
引き抜かれるだけの仕事をするからです。
古株のセールスレディーよりはるかに強敵なのですが、
なかなか引き抜かれるほどの実力を持った人が
いないのも確かなので 母もそこは少し安心しているのです。
安心して気を抜くと目の前にある落とし穴に気がつかなくなるのです。
魔物は天にいるのです。
その魔物の名前が有頂天ですから
まだ安心している方がいくらかは良いのですが、
それを続けるようでは落とし穴に落ちて出れなくなります。

 

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