母の過去 609 | 不思議なトントン日記

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感動あり泣き笑いのブログにし皆さんが楽しみにしてもらえる事を目指します。
1話完結ではありません。根気よく読んでいただければ嬉しく思います。
時間のある方は初めから読んでいただければ、笑っていただけると思います。

609
 
母は完全に忘れていたのです。
支社長に呼び出されて部下をつけると言われた事を
部下が来た朝の朝礼の時に
目の前の部下を紹介され
脳ミソをかき混ぜて 頭の端にあった支社長の言葉を
見つけ、なんとか思いだしたのですが、
こんな母の下で部下は大丈夫なのかと
お考えの方もおられると思うのですが、
それが部下にとっては幸いな事に
母は部下の成績がノルマに足りないと
成績は何時も上位を目指していても
自分の成績をあげてしまうような人なのです。
仕事も手取り足取り教える人ですから
あまり営業には向いてない人でも
母の下になるとソコソコはセールスレディーを続けられるのです。
でも長続きする人は10人で2,3人です。
 
1位になる為には部下にかまっていられないと
思うのですが、
部下がヘマをすると どうしてもほおっておく事が出来ずに
ホローするのですから、
下の人に慕われるのも解る気がします。
でもこのように部下に接するから
母の事を良く思わない人も出て来るのです。
自分も同じようにしなければいけないから
もう少し周りの事も考えて欲しいと
支部長に告げ口され、
母に支部長が注意をするのですが、
性格はなかなか変える事が出きません!
自分の部下が悩んでいるのに
知らない顔はいくら支部長に言われても
出来ないのです!
しつこく支部長に言われると
母は支社長に相談するから支部長も
母に言うのが大変です。
成績が悪い人に言うのなら簡単に注意もできますが、
成績の良い人に言わなくても良い事を言うと
仕事を辞められると自分に跳ね返って来ますし
支社長に色々な事まで言われると
左遷にもなりかねません。
サラ―リマンもセールスレディーもそれはそれは
大変な世界なのです。

 

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