母の過去 714 | 不思議なトントン日記

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感動あり泣き笑いのブログにし皆さんが楽しみにしてもらえる事を目指します。
1話完結ではありません。根気よく読んでいただければ嬉しく思います。
時間のある方は初めから読んでいただければ、笑っていただけると思います。

714
 
 
 
母は家に帰りデーター帳に書きこみながら
思ったのです。
誰かと誰かを結びつける作戦の
旧バージョンが成功しているから
お客様の解らない事は
お客様に聞くのが一番だと!
ただの噂話を聞くのではなく
聞いた所で気を悪くされたい事はこれからも
お客様に聞く事にしようと思ったのです。
でも今までも色々とアドバイスを貰っていたのですから
あまり変わりはないと思うのですが、
母はどうも進歩したように思ったのです。
あれだけ悩んでいた訪問する順番を
お客様が決めて下さっているようなものなのですから
これは本当に良いと口にだして言いながら
データー帳に書くのです。
もちろん悩みがなくなればデーター帳の書きこみも
テキパキと出来て夕ご飯も
早く食べられるから 僕は何も言いません!
 
翌日に営業所に出勤すると
事務員さんが2件の電話が昨日あったと
メモを渡されたので朝礼の後に電話すると
どうも噂話は100メートルを6秒台ではなく
何かずるい事をして5秒台で走ったようで
コンペに参加すると言う電話だったのです。
訪問をしないで参加者を決めれるのですから
浪費家の血は凄い節約だと母に言いますが、
母は訪問するから営業につながると言い返し
浪費家の血に黙っておくようにきつく言うのです。
それを聞いた浪費家の血も その通りと思い
少しの間はおとなしくしていようと思うのですが、
母が何気なく言ったコンペの商品も買わなければ
と言う一言で
おとなしくするどころか準備運動を念入りに始めたのです。
母はそんな事にいつまでもかまっていては仕事になりません。
昨日聞いたゴルフ好きの人達の所に電話をして
訪問をするのです。
もちろん浪費家の血と共にです。

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