母の過去 716 | 不思議なトントン日記

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感動あり泣き笑いのブログにし皆さんが楽しみにしてもらえる事を目指します。
1話完結ではありません。根気よく読んでいただければ嬉しく思います。
時間のある方は初めから読んでいただければ、笑っていただけると思います。

716
 
 
次の訪問先でもコンペに参加していただけると
言われるのは決まり事のようなものですが、
母は人数が本当に心配になるのです。
20人だけのコンペなのに
すでに半分の10人以上が参加して下さる事に
なっているのです。
それも半分以上が噂を聞きつけて先方から
参加の電話をして下さっているのです。
もちろん胃潰瘍で入院されていた社長の枠を
1つ開ける事は忘れていませんが、
このペースだと あと2日もあれば
20人の枠は埋まると思い
まだ一度もコンペをしていないのに
次回は30人ぐらいをゴルフ場に取ってもらおうと
コンペが成功して成績の事を考え
ニヤニヤした顔で道端に車を止めて
データー帳に書きこみながらヨダレを垂らしそうに
なっているのです。
母がニヤニヤしている間も
噂話は100メートル走を走るように
全速力で走っています。
訪問先では母がコンペの話をする前に
5割の確率でお客様からコンペの話をされるのが
噂話が走っている証拠です。
予定が入っていない人 以外は皆さん
参加してくださるのですが、
問題の組み合わせの事は参加者が多いのに
浮かれて忘れているのです。
組み合わせの事を思いだしたのは
訪問が終わり営業所に戻り
セールスレディーに渡しも参加して男前の組にしてと
冗談を言われた時です!
浮かれていますから この時までは組み合わせの事は
頭の片隅にもなく かろうじて耳から落ちそうな所を
組み合わせがセールスレディーの一言で
全身に力を入れて這い上がり頭の中に
戻れたのです。
組み合わせの事を思いだしても母は焦りません!
参加者が決まったから考えれば良いと
簡単に考えてタイムカードを押すと
おかずを買い家に帰って来たのです。
そして思うのです。
今までの誰かと誰かを結びつける作戦の人達だけでは
コンペをする意味がないとおかずを冷蔵庫に入れ
一息ついた所で気が付いたのです。
 

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