母の過去 749 | 不思議なトントン日記

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感動あり泣き笑いのブログにし皆さんが楽しみにしてもらえる事を目指します。
1話完結ではありません。根気よく読んでいただければ嬉しく思います。
時間のある方は初めから読んでいただければ、笑っていただけると思います。

749
 
 
受験生が家にいると神経を使うと言うのが
この頃の母の口癖で
自分は勉強が好きだったから
勉強が嫌いな僕の気持ちは解らないのでしょう。
母は勉強したくても出来なかったのですが、
僕は勉強が思う存分できる環境でも
したくなかったのです。
何時も思っていました。
勉強してなにになると 社会に出て
ルートやサイン、コサイン、タンジェントを使う事があるのかと、
国語も漢字が読めればそれだけでいいと、
科学は難し過ぎて何を話ているのか解らないし
社会は昔の事の年号を覚えてなにになるのか?と
ひねくれた考えをしていましたが、
これが40歳ぐらいの時にどうして勉強をするのかと言う
永遠の疑問が偶然にも島田紳助さんの本で
解ったのです。
島田紳助さんが娘さんに言われたそうです。
勉強をすると大人になってからの仕事の選択肢が増えると
島田紳助さんもそれを自分の子供から聞き
目から鱗が落ちる思いだと書かれていたような気がします。
僕も読んだ時に同じ思いをしました。
そうなんです!
勉強をして東大を卒業してから
力仕事をしても問題なくいいのです!
学者にもなれます!
官僚にもなれます!
もちろん努力は必要ですが、
反対に中学しか卒業していなければ
仕事は限られたものになるのです。
それが40歳頃まで解らなかった僕は損をした気になりましたが
これは後の祭りまつりです。
母は僕を大学に行かせて大きな会社で働かせたかったようですが、
僕はその頃に将来の仕事は考えていませんでした。
その日が楽しければ良いと思い暮らしていたのです。
 

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