母の過去 752 | 不思議なトントン日記

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感動あり泣き笑いのブログにし皆さんが楽しみにしてもらえる事を目指します。
1話完結ではありません。根気よく読んでいただければ嬉しく思います。
時間のある方は初めから読んでいただければ、笑っていただけると思います。

752
 
 
母が仕事に復帰すると
お客様がおめでとうと保険に加入するから来てと
営業所に電話があるのですから
子供の僕から見ても凄い人だと思いますが、
成績がよくなるとお礼にプレゼントを持って行き
プレゼントを買う時には自分の物も何か買うのですから
貯金はいつまでも小口の定期預金だけです。
子供の頃を書かせていただいた
切り抜き戦争のように
母がコッソリと僕の部屋を見て
置いてある雑誌が単車から車になると
大丈夫と思ったのか、
マスマス仕事を頑張るのです。
それは公立高校にうかると思っていた
上の妹まで私立に行き始めたからで、
母がかせがないと家が傾きそうだから
遊んでいられなくなったのです。
妹もまさか公立高校に落ちるとは思っていなくて
ショックだったようですが、
滑り止めに合格していましたから
直ぐに立ち直り楽しい高校生活と
アルバイトを頑張っていました。
母の頑張る血は上の妹に受け継がれ
頭の良さは下の妹に受け継がれて
僕は何も受け継がないのかと思っているのですが、
もしかして浪費家の血は僕なのか?と
思っていますが、
自分ではよくわかりません?
そして上の妹が高校を卒業して短大に行く頃になると
下の妹が高校です。
下の妹が私立ならどうしようと
父と母が考えていましたが、下の妹は進学校の
公立に塾にも家庭教師にも来てもらわなくても
簡単に合格してきたのです。
これでお金がかかるのは上の妹の大学の
学費だけと思っていると 僕が車が欲しいと言い始めたのです。
もちろん買ってくれとは言いません。
お金を貸してくれと言うのです。
母もバカではありません!
自分の息子の事はよく解っています。
2,3回は返しますがその後は返さないと思い
ローンを組み保証人になってやると言うのです。
僕はローンでもいいのですが、
肝心のローンに金額が大きくて通らないのです。
確か200万円ぐらいだったと思います。
鬼のようなローン会社は 頭金を50万いれるなら
仕方がないから貸してやると言うんです。
50万円は当時の僕には大金です!
でも必死でバイトを頑張り数か月で貯めたのです。
今は5年ローンとか長期がありますが、
当時は最高でも3年だったと思います。
金利は今の3倍は高かった気もします。
 

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