竜爪山 駿河湾と清水港を見下ろす静岡の裏山

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静岡県静岡市にある竜爪山(りゅうそうざん)に登りました。
薬師岳(やくしだけ)と文珠岳(もんじゅだけ)の二つの頂からなる双耳峰です。静岡市と駿河湾を見下ろす位置にあり、比較的手軽に登ることの出来る身近な山として、地元の人々に愛されている里山です。またその極めて宗教色の強い名称からも察せられる通り、古くから信仰の対象となってきた霊山でもあります。
台風一過の晴れ空のもと、好展望の里山を巡って来ました。

2020年10月11日に旅す。

竜爪山は静岡市の裏山とでも言うべき存在の山です。静岡市内のどこからであっても、この特徴的な姿の双耳峰をすぐに見つけ出すことが出来きます。
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かくも人里に近く目立つ山を古人達が放っておくはずもなく、竜爪山は古くから信仰の山でありました。

竜爪山の山中に立つ穂積神社は、15世紀に創建されたと伝えられています。現在ではこの神社まで車で乗り入れ可能な舗装路が整備されており、神社スタートであれば1時間もあれば山頂に立つことが可能です。
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マイカー登山をしない人である私は、麓の平山からかつての参道を辿り頂上を目指します。

それなりに登り応えのある道を登り切った先には、静岡の市街地と駿河湾を一望する大パノラマが広がっていました。
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茶畑の広がる長閑な里山と絶景を満喫した、爽快な一日の模様をお届けします。

コース
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平山バス停よりスタートし、旧道経由で穂積神社へ。神社から薬師岳と文珠岳の両ピークへ登頂します。下山は元来た道を戻らず、安部川沿いの牛妻へ下ります。

公共交通機関利用の強みを生かした、竜爪山を横断する充実のコースです。

1.竜爪山登山 アプローチ編 新幹線ひかり号で行く静岡への旅路

6時55分 JR東京駅
東海地方の山への日帰り登山を可能としてくれる、魔法の乗り物新幹線で静岡駅へと向かいます。乗車するのは、まるで静岡県などこの世に存在しないかのように振る舞う「のぞみ号」ではなく「ひかり号」です。
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果たして富士山は静岡県のものなのか山梨県のものなのか、議論は尽きないところでありますが、見え方の美しさに関しては山梨側に軍配が上がるかと思います。普段あまり見慣れない静岡側からの姿には、かなりの違和感があります。
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静岡駅に近づいてきたところで、目指す竜爪山の姿が車窓から見えました。二つのピークを持った双耳峰であるのが一目瞭然です。
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8時3分 静岡駅に到着しました。過去に何度か通り過ぎたことはありますが、この駅で下車したのは自身初めてです。
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駅前に今川義元と竹千代少年(まだ馬上でう〇こを漏らす前の徳川家康)の像がありました。変わった組み合わせですね。
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8時15分発の則沢行きのバスに乗車します。登山に使えそうな時間帯の便はこの一本だけなので、乗り流さないよう注意です。
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車窓から目指す竜爪山の姿がよく見えました。本当に市内のどこからでも見えます。
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8時58分 平山バス停に到着しました。ここまでの運賃は550円です。交通系ICカードに対応していました。
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小さい秋見つけた。何故かこの一本だけが紅葉していました。
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静岡市は黒潮の暖流のおかげで気候は温暖であり、本格的な紅葉シーズンが始まるのは、まだまだ先のことです。

2.茶畑が広がる長閑なる登山口までの道程

9時5分 身支度を整えて行動を開始します。まずは登山口まで、しばしの舗装道路歩きです。
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ちなみに本日は、登山地図を不携帯の山ナメモードです。なにもナメたくてナメているわけではなく、そもそも竜爪山は山と高原地図の範囲外なのですよ。

この県道は、その名も竜爪街道と言う名称です。とりあえず道なりに進めば迷う事はないでしょう。・・・たぶんね。
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遥か頭上高くの斜面までもが、茶畑化されているのが見えます。まさにイメージ通りの静岡県の光景です。
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茶畑へと行くためものであろうモノレールが、沿道に多くありました。個人的に、これ凄く乗ってみたいのですけれど。
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沢に沿って谷の奥へと分け入って行きます。左奥に見えているのが山頂でしょうか。
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前日の台風が南の温かい空気を運んできてしまったらしく、気温が夏に逆戻りしてしまっていました。歩きだして早々から、長袖を脱いて半袖Tシャツ一枚になりました。

道の両側に茶畑が広がる中を進みます。無性に抹茶キットカットを食べたい気分になりました。アレ、高いけれど美味しいですよね。
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穂積神社までは8km。これは車道沿いに歩いた場合の距離であり、登山道経由であればもう少し短縮されます。
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この車道歩きがけっこう長めで、途中でダレてきました。しかしこれは、公共交通機関を利用して竜爪山に登る上で避けて通れない行程です。
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前日に台風が通り過ぎたこともあり、道の脇を流れる沢はかなり増水しているようでした。
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本日私が歩こうとしている登山ルート上には一ヵ所、川を渡る地点があります。もしもそこに橋が無く渡渉する必要があった場合、果たして渡れるのかどうか少々不安を感じる水量です。

竜爪街道はここまでで、この先は林道となります。幅員がさらに狭くなるので、車でお越しの方は運転に十分気を付けてください。
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ススキの穂が育ちつつありました。確実に秋の気配が高まりつつあります。
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この道中に竜爪茶屋と言う名の茶屋がありますが、様子からして営業はしていなさそうです。何故か開け放たれたままの窓から、猫が出入りしていました。
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平山バス停から歩き続けること50分で、ようやく登山口らしき場所までやって来ました。
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9時55分 平山口に到着しました。穂積神社へ至る登山ルートは旧道と新道の二つがあり、ここは旧道の入り口です。
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どちらから登っても所要時間に大差はないという事なので、今回は歴史ある旧道の方をチョイスしました。

登山口に水場があり現地調達可能です。この先の穂積神社にも自動販売機があるので、飲料水の携行量についてはあまり神経質になる必要はありません。
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3.急登と滝を巡る信仰の道

登山口を入ってすぐのところに、巨大な堤から轟音と共に水が流れ落ちていました。やはりかなり増水しているようですね。
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心配していた渡河地点には、幸いにもしっかりと橋がかけられていました。
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やがて沢沿いを離れて、急登が始まりました。かつての参道らしく、いかにも古そうな石段が整備されていました。
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道中に穂積神社までの丁目表示が設置されており、どのくらい進んだかの目安になります。なお神社があるのは三十丁目となります。
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最初の急登を登りきると、緩やかな山道になりました。眩い木漏れ日が射しこむ、気持ちの良い森です。
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沢が何やら細い水路の様になって流れているのが見えます。これもナメ滝の一種なのでしょうか。
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途中に肝冷しの滝なる場所があるので寄り道して行きます。しかし肝冷しとはまた、珍妙な名称ですね。
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分岐から崖沿いの道をトラバースして行くと、程なく前方に滝が見えて来ました。
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という事でこちらが肝冷やしの滝です。中段にネジレのある2段の滝です。落差は目視でおおよそ30メートルくらいと言った所でしょうか。
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この滝のどの辺が肝冷しなのかは、正直よくわかりません。

振り返った背後には、険しいゴルジュ帯が形成されていました。
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竜爪山という山名の由来には諸説がありますが、その中の一つに、この深い谷がまるで竜の爪による引っかき傷のようだからだというのがあります。

滝を過ぎると、登山道は再び険しさを増して来ました。急登一辺倒ではなく、メリハリの効いている道です。
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ここは手も使って急斜面を這い上がります。信仰の山らしくなってきましたよ。
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木の切れ目から、左手に山頂らしき場所が見えました。まだまだ結構な標高差が残っておりますな。
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ここで新道と合流します。地図を見た限りでは、新道経由の方が若干距離が長いようなので、旧道よりも全般的に傾斜は緩めなのだろうと思われます。
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新道と合流したことにより、目に見えて道のグレードが良くなりました。幅も広めで歩きやすい道です。
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神社らしき場所が見えて来ました。苦労して登ってきた先に車が停まっている様を見てしまうと、なんだか興ざめな気分になります。
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11時10分 穂積神社に到着しました。前述の通り、ここまでは車で入ってこれます。
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自動販売機で売られている飲み物の値段は、下界と大差ありません。背後にある社務所で竜爪山の山バッジが販売されているので、バッジコレクターの方は忘れずに立ち寄りましょう。
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なんでもこの神社は、弾除けのご利益があるのだとか。戦国時代においては大変ありがたいご利益であったろうかと思いますが、現代においてはあまり役には立ちそうにありませんな。
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本殿の背後に、ご神木である樹齢五百年の夫婦杉があります。
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フレームに収まりきらないくらいの、見上げる高さの巨木です。
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4.竜爪山登山 登頂編 山頂直下の階段地獄を乗り越え、好展望の頂へ

穂積神社から山頂へと至る道のりは、東海自然歩道の一部に組みこまれています。そもそも私が山と高原地図にも載っていないこの竜爪山の存在を知ったきっかけも、東海自然歩道について調べていた時にたまたま目にしたからでした。
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参道らしく、杉の巨木が立ち並ぶ道です。事前のリサーチによれば、山頂直下は階段地獄であるらしいのですが、今のところ始まる気配はありません。
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日本むかしばなし風の看板。
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やがて緩やかな道は終わり、いよいよ噂の階段地獄が始まります。
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これは確かにキツイかも。この後はずっと、山頂まで緩むことの無い階段が続きます。
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途中に富士山のビュースポットがありました。朝見た時には綺麗に晴れていた富士山も、正午近いこの時間になると雲隠れしつつありました。
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右手には愛鷹山の姿がありました。普段から見慣れている、丹沢や箱根から見た時と反対方向からの光景です。
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階段地獄はなおも続く。でも階段が無かったらもっと登るのは大変なわけであって、ここは素直に整備してくれた人々に感謝すべきところですね。
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ふと気配を感じて横を見ると、目の前にカモシカがいました。かなりの近距離ですが、逃げるそぶりも見せません。見たところまだ子供であるようです。
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カモシカだったからよかったものの、これだけ近距離になるまで気が付けなかったのは大いに問題です。もしこいつが熊だったらと思うと、冷や汗ものです。・・・階段にばかり気を取られ過ぎましたかね。

海抜1,000メートルを越えました。竜爪山は標高が1,000メートル少々しかない低山ではありますが、登山口の標高自体が低いため標高差は決して小さくありません。
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背後の景色が開けて来ました。遠く駿河湾越しに薄っすら見えているのは伊豆半島です。
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鉄の階段が終わったと思ったら、今度はまた違う種類の階段が現れました。最後まで一切手を緩めてはくれないようで。
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ようやく階段地獄の終わりが見えました。
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12時5分 薬師岳に登頂しました。双耳峰の片割れであり、ここが竜爪山の最高地点です。
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山頂の様子
ベンチが一つあるだけの、眺望ゼロの空間です。これはまた、とびきり地味な場所ですな。
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小さなお地蔵さんがポツンとありました。これがこの山の薬師如来様なのですかね。
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展望皆無な山頂に留まっても得るものは無いので、次へ参りましょう。暗部に向かって一旦下りです。幸いにも、大した標高差はありません。
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所々でチラホラと眺望が開けます。正面に見えている小高い丘は日本平です。富士山と清水港を一望できる景勝地として有名な場所です。
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文殊岳へ向かって最後の登り返しです。ここは大した登りではありません。
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という事で、割とあっけなく辿りつきました。
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12時20分 文殊岳に登頂しました。先ほどの薬師岳よりも10メートルほど標高が低いですが、眺めが断然良いからか、こちらが実質竜爪山の山頂扱いされています。
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山頂の様子
昼でも薄暗かった薬師岳とは違い、頭上が大きく開けた明るい空間です。全方位ではありませんが、ところどころに眺望が開けています。
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眼下には見下ろすのは、静岡の市街地と駿河湾です。
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大きな入り江状になっているのは清水港です。長崎港と神戸港と並ぶ、日本三大美港なるものの一つに数えられています。もっとも、横浜や函館の人はその呼称に対して大いに異議があるようですが。

前日の台風により河川から大量の泥が流入したらしく、駿河湾の水面上に色の異なるラインが浮かび上がっていました。海水と河川からの淡水と言うのは、なかなか交じり合わないものなんですね。
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こちらは南方向の眺めです。一番奥に細く見えているのは御前岬でしょうかね。私は西日本にはまったくと言っていいほど地縁が無く、地理には少々疎いのです。
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富士山もちょこっとだけ見えます。ここだけが不自然に視界が開けているので、恐らくは人為的に伐採したのでしょう。
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北側には南アルプス深南部の山並みが連なります。残念ながら雲がかかってしまい、山座同定は難しい状態でした。
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5.竜爪山登山 下山編 荒れ気味な東海自然歩道を進み、安部川流域の牛妻へ

12時50分 眺望を十分に楽しんだところで、ボチボチと撤収に移りましょう。下山は元来た道を戻らず、安部川方面へと下ります。
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東海自然歩道に指定されているルートだけあって、道は大変よく整備が行き届いています。
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しかしその割に、他の登山者の姿が一切見当りません。どうやら山頂に居た人々はみな、穂積神社から登っていたようで。

基本的に眺望の無い樹林帯の道がずっと続きますが、送電鉄塔の下だけは、木々が刈り払われており視界が開けます。
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行く手に見えているのは、若山と言う名のピークです。ちなみにこれから歩こうとしている下山路は、このピークを乗り越えて行きます。
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割とあっさり、若山との鞍部まで下ってきました。さあ、ここからは登り返しです。
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大した登りではないのですが、それも下山途中での登り返しは気乗りはしませんな。だって、登ったら登った分だけ、また下らなければならないんですよ。
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途中に桜峠方面への分岐があります。当方は地図も持たない山ナメ登山を敢行している最中であるので、ここは冒険せずに東海自然歩道から外れないように進みます。
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結構大真面目に登らされます。巻き道は無いのですか、巻き道は。
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登り切った先には、先ほどの観音岳に負けず劣らずの地味な空間が広がっていました。
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13位45分 若山を通過します。これと言って何があるわけでもない、コース上の単なる通り道と言った風の場所です。
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さあどんどん行きましょう。まるで奥多摩の様な、密集した杉の植林が続きます。
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再び送電鉄塔が現れて、ちょこっとだけ登り返しがあります。
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振り返って見た文殊岳です。何故か写真に撮り忘れてしまいましたが、文殊岳の山頂には笹子雁ヶ腹摺山にあるのとよく似た電波反射板があります。
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鉄塔の下で、まだ育ち始めの杉の幼木の中を突っ切ります。半袖Tシャツのまま突っ切ったら、腕が引っかき傷だらけになってしまいまいました。
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登山道は一部荒れてはいましたが、全般的に踏み跡も明瞭で歩きやすい道だと思います。
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眼下に安部川の姿が見えて来ました。あの川がある高さまで下ればゴールです。
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途中で一度林道を横断しますが、まだゴールではありません。
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下の方は足元一面にシダが覆い茂る、ジメジメとした空間が広がっていました。ここまで来れば、もう後は消化試合の様なものなので、足早に下って行きます。
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再び舗装道路に飛び出しました。牛妻側から登る場合は、ここが登山口となります。
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ここからは、茶畑の只中をジグザクと大きく蛇行しながら下って行きます。
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対岸に安部川流域の山並みが立ち並びます。この付近には、小粒ながらも個性的な良い山が沢山あるらしいですね。
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眼下に広がる一面の茶畑。正にこれぞ静岡県と言う光景なのではないでしょうか。
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頭上高くには、つい先ほどまで居た文殊岳の姿がありました。山頂にある反射板のおかげで、山座同定は容易です。
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長かった下山も、ようやく終わりが見えました。
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川縁まで下りて来ました。目の前を流れているのは安倍川餅で有名な安部川です。
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前日の台風の影響なのか、安部川は濁った灰色の濁流と化していました。普段は清流であるらしいのですけれどね。
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安部川の脇にそびえ立つ竜爪山の姿を写真に収めたところで、本日のミッションは無事に終了です。
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15時30分 牛妻坂下バス停に到着しました。ベンチすらない商店の軒先のスペースにありました。長く待つことになったら辛そうなバス停ですな。
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牛妻から静岡駅行きのバスは、日中であればだいたい1時間に1本の頻度で走っています。という事で、さしたる待ち時間もなくバスはやって来ました。
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新幹線界における鈍行列車こだま号に乗り込み、帰宅の途に付きました。
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自身初めてとなる東海地方の山への遠征は、こうして大満足の内に幕を下ろしました。
天気が良さそうだからと言うだけの理由で何と無しに行き先に選んだ竜爪山でありましたが、思いのほか良い山でありました。丹沢の塔ノ岳のような「海の見える山」が好みの人には特におすすめです。道中には特に危険個所もなく、万人向きの手頃な山であると思います。
茶畑の広がる長閑な里山の風景と、駿河湾の絶景に出会いに、静岡のドラゴンクローへと繰り出してみては如何でしょうか。

<コースタイム>
平山BS(9:05)-平山口(9:55)-穂積神社(11:10)-薬師岳(12:05)-文殊岳(12:20~12:50)-若山(13:45)-牛妻坂下BS(15:30)

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最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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