きみはキミの手を突きだし

虚空をつかんでる

何日も何にちも

でも

カラスが狙ってる

肉の色がわかるんだ

でも、キミは開いた手を突きだす

きみは透明な闇に

まぎれてそこにいる

カラスがきみを啄ばむまで

底にいる

ぼくもきっとキミのように

燃えるゴミになる

かならず其処に行く

だが

ぼくは拳を突き挙げる

酸素と結びつくために