この小さな傷はきみがつけたんだ

この小さな傷はきみがつけたんだ

カラタチの枝で

ぼくをはたいて追い出したんだよ

森からさ

そのときの

・棘・が・抜け・・ない・・

きみとぼくはいつも一緒だったのに

どうしてかな?

きみの罠?

ぼくは戻れるの?

森に

・・どこ・・にも・行か・・ない・

ぼくは草原が嫌い

森の空はいつも晴れていて

葉っぱの隙間からポラリスが見えた

でも、この草原のお日さまは地平の下だから

ぼくがどまで歩いてもたどりつけない

・・・きら・い・・だ・・

・たどり・・つけ・・ない・・

きみはぼくをきっと待ってくれてるよね

いつか、きっと

・・帰・る・よ・

・帰・る・

死者が待つ森がいいんだ

・い・い・ん・だ・

・棘・が・・いたい・よ・・