お花見しました🌸

2020.03.23

このあいだ夫が…
お花見をする。
美味しいお弁当を買ってこよう。
と言うのだ。

え？どこでお花見？
まだ近所の桜は全然咲いてないよ。
と言ったら、

咲いてるやろ、うちの桜や！
と言う。

はあ、確かに桜は咲いたけど…

これです。

昨年、たくさんサクランボができた、確かにうちの桜の木。

でも、この1本の、小さな桜の木のちらほらと咲いた白っぽい桜の花では…
なんだかさびしい気がする。
と言うより、ショボい。
と思った私。

確かにきれい。
帰宅した時に見るうちの桜、癒された。
だけど、豪華なお弁当、いる？
それは、どこかの満開のソメイヨシノを見ながら食べたいな。

だけど、この小さな桜の木に対する夫の愛情は大きい。

花見だ、花見だ！
と騒ぐので、

じゃあ、桜を見ながらティータイムをしよう。
と私は言った。
お洒落でしょ。

タイミングよく、美味しいクッキーとチョコレートもある。
コーヒー淹れるよ。

そして、お花見をした。

かあさんの部屋じゃなきゃいいのに。
かあさんの寝室だった部屋。
そこからしか桜は見えないの。

かあさんの使ってたベッドの横の狭いスペースに、段ボール箱置いてテーブルにした。
狭いから、椅子も1つしか置けないよ。
夫は、置き場がなくてそこに置いてあったスーツケースに座った。

まだ、なんだかかあさんの匂いがする気がするんだよ。
でも、かあさんのベッドは見ないで、桜を愛でよう。

ほんとだね、キレイ。
なかなかいいかもね。
豪華弁当は無理だけど。

うん、クッキーも美味しかったよ。
ごちそうさま！

え、もう終わり？
夫が言うけど、段ボール箱も片づけよう。
だって、スーツケースの座り心地も悪いでしょ。

かあさんがまだこの家にいた時、この季節にかあさんがこの部屋から桜を見てたかって言うと、
かあさんは全然興味を示さなかった。

そんなかあさん、今年は桜を見るのかな？
特養から、例年はお花見に連れて行ってもらえる。

今年
かあさんは桜を見るのかな…