投稿:2018-10-06
| 更新:2019-11-27
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2018年秋のダイコンの栽培記録です。
種まきから収穫までを記録します。
家庭菜園やプランター菜園でのダイコン栽培の参考になれば幸いです。
今回使用するダイコン品種はこちら
▷耐病総太りを見てみる
🔗ダイコン栽培 おすすめ品種10選についてはこちらから
ダイコン栽培 基本情報
《発芽適温》 15~30℃
《発芽日数》 3~5日
《間引き》 1回目子葉の頃、2回目本葉2~3枚の頃、3回目5~6枚頃に1本立ち
《収穫時期》 栽培日数約60日をめどに
10月6日 栽培日数0日 種まき
ダイコンは根菜類ですから深くまでしっかり耕し、土に空気を含ませます。
もみ殻堆肥を入れよく混ぜ、100㎝×50㎝×高さ10㎝の畝を作ります。
株間を20㎝とり、まき穴を掘ったら清潔な種まき用土を入れます。種まき専用用土なのでなにかと安心です。
一か所に4粒のタネをまきます。
1㎝ほど土をかぶせ土と密着するように上から軽く押さえます。
たっぷり潅水します。
最後に不織布をトンネルして完成です。
10月10日 栽培日数4日 発芽
発芽しました。
ダイコンは発芽日数も短く、発芽率も安定しているので安心して発芽を迎えられます。
10月14日 栽培日数8日 間引き 土寄せ
ここの畝は木の陰になってしまい、日当たりがあまりよくありません。発芽はしましたが、徒長していて雨で倒れてしまいました。
本葉も出てきましたので3本に間引きし、土寄せをしました。
本葉4~5枚になったら1本立ちにします。
10月20日 栽培日数15日 間引き 1本立ち 土寄せ
本葉が4枚になりましたので1本立ちにします。
葉の形が良く、茎がなるべく太い株を選びます。
株元に土寄せをして風でぐらつかないようにしておきます。
トンネルのおかげで虫食いは全くありません。
間引いた苗は、お浸しにしておいしくいただきました。
11月7日 栽培日数32日
種まき後1か月となりました。葉が大きくなり、葉数も増えています。
虫食いもなく、葉色も良く順調に育っているようです。
11月17日 栽培日数42日
葉茎が太くしっかりしてきました。
小さなトンネルの中でとても狭そうですが、頑張ってくれ!
雑草取りをして、1回目の追肥をしました。
根は大分広く回ってるはずですから、株元からなるべく離れたところに穴を掘り、『米ぬかもみ殻ボカシ』を施し、土と混ぜておきました。
🔗好気性発酵 7日で完成 米ぬか・もみ殻 ボカシ・堆肥づくり
12月2日 栽培日数57日
青首ダイコンの青首が出てきました。直径が約4㎝です。
これから根がドンドン太くなっていくはずです。直径7㎝程で収穫可能になります。
12月26日 栽培日数81日 試しどり
夕食に使いたいというので一本試しどりしてみました。
又根にならず、真っすぐに直根が伸びてなかなか良いダイコンです。
煮物にしましたが、苦みもなくとろける軟らかさでおいしかったです。
まだ太く長くなりそうなので残りのダイコンは年明けの収穫にしましょう。
12月29日 栽培日数85日
年末、天気も良いし家の大掃除で一日いるので、全ての畑のトンネルを外し思い切り日光を浴びてもらいました。
不織布の遮光率は10%もないですが、それでも遮っていることには変わりはないので、全解放です。
トンネルいっぱいに葉が伸びていましたから、解放されて気持ちよさそうです。
もう虫もつかないでしょうから、このままトンネルは外します。
2019年1月5日 栽培日数92日 収穫
太さが少しありませんが収穫です。又根にもならず良い形のダイコンです。
しばらく冬野菜には困らない期間が続きます。
野菜が寒くなると甘みを増す仕組み
野菜は凍りつくような寒さでもなかなか凍ることはありません。これは野菜が凍らないように寒さ対策をしているからです。
そもそも凍るのは水分なんですが、水に糖分やビタミンなどが含まれていればいるほど凍りにくくなるのです。
だから寒くなると野菜は凍らないように一生懸命糖分やビタミンを作り出すのです。
これが野菜が寒くなると甘みを増す仕組みです。
成長はとてもゆっくりですが、光合成でつくられた栄養分をじわじわと甘みに変えているのですね。
2019年2月21日 栽培日数138日 撤収
10本目のダイコンを収穫し終えました。
葉の成長の割には実が小さい感じでしたが、煮て柔らかく、漬物にしてシャキシャキと歯触りよく、とっても味が繊細で優秀な品種だと思いました。
ダイコンのタネは寿命が3年ほどあるので次作にも今回使用したタネが使えます。次の冬が楽しみです。
まとめ
私の菜園は、庭を畑にしたので深さ30㎝以下は砂利がいっぱいつまっています。水はけは良いようですが、根は30㎝以下には
伸びていきません。だからダイコン栽培には深さが足りないのではと昨シーズンはミニ大根を栽培しました。
今回初めて一般的な青首ダイコンを栽培しましたが、青首の部分が土より上に伸びていくので長さも十分な青首ダイコンができました。もちろん作土層が深ければ深いほど良いと思いますが、作土層30㎝あれば全く問題なくダイコンは栽培できます。
根菜類で心配なのが又根です。今回10本中1本も又根にはなりませんでした。
これは、30㎝の深さまでしっかり耕したからです。フォークのような形をした備中鍬で丹念に細かく耕し、異物は取り出しておくことが大切です。
▷▷備中鍬を見てみる
3月27日、母の畑のダイコンがとう立ちしていました。
花は白くてかわいらしいんですね。
とっても違和感のあるプロポーションでしたので参考までに写真に残しておきます。
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参考文献
いつも参考にしている家庭菜園の教科書です。
よかったら読んでみてください。
▷▷やさい畑 2018年 10月号
▷▷野菜だより 2018年 11月号
▷▷現代農業 2018年 11月号
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Last Modified : 2019-11-27