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スナップエンドウ 『あまいえんどう』 栽培記録  2019冬~2020春


2019-12-3-1 スナップエンドウ

スナップエンドウ『あまいえんどう』の2019冬~2020春栽培記録です。
前年購入したタネを利用して栽培します。
スナップエンドウ栽培の参考になれば幸いです。


スナップエンドウ栽培 基本情報


《発芽適温》 15~20℃ 約5日で発芽 

《生育適温》 12~18℃

《育苗期間》 本葉3~4枚まで 栽培日数約30日で定植

《収穫時期》 越冬して春、サヤがふっくらと丸みを帯びてきたころ、サヤが緑色のうちに収穫

《タネの寿命》 タネには寿命があります。こちらで確認できます。
種まきは4つの条件を揃えれば芽が出る!🔗発芽を成功させる方法とコツ


2019年11月24日 栽培日数0日 種まき


・バケツに種まき用土を入れて水を含ませておきます。発芽はタネの中の養分を使い、土からの養分はほとんど不要なので殺菌してある用土は安心です。種まき用土は排水性、保水性に優れています

2019-13-3-2 スナップエンドウ



・ポリポットに用土を入れて1ポットあたり5粒のタネをまきます。重ならないように間隔を開けます。

・メネデール希釈液をタネにかかるように散布しておきます。メネデールは活力剤ですのでタネに発芽のパワーを与えてくれます。

2019-12-3-3 スナップエンドウ



・タネが隠れるように1~2cmほど厚めに覆土します。スナップエンドウのタネは大きいので、初根した時にタネが浮き上がってしまわないようにします。

・タネと土がなじむように少し上からおします。発芽の条件には酸素も欠かせませんから、強く押し付けて通気を悪くしないようにします。

・最後にもう一度メネデール希釈液を散布して種まき終了とします。順調にいけば5日で発芽します。

2019-12-3-4 スナップエンドウ


2019年12月3日 栽培日数9日 発芽


9日目にしてやっと発芽しました。今シーズン最強の寒波が入って、地温が上がらなかったのが9日かかった原因だと思われます。

・2年目のタネなので、もう少し様子を見ますが発芽率も悪そうです。1シーズン1袋使い切れるような広さの畑が欲しいものです。

2019-12-3-5 スナップエンドウ


2019年12月8日 栽培日数14日 


・発芽がそろったようです。19/25で発芽率76%です。まずまずですね。昨シーズンに購入したタネですので、スナップエンドウのタネは2シーズンは発芽することが分かりました。

・草丈15㎝が一番寒さに強いそうですが、連日寒さが続いていますので、厳寒期までにそこまで成長できるのか不安です。

2019-12-8-4 スナップエンドウ


2019年12月14日 栽培日数20日 


・草丈3㎝程になり、ツルも伸びてきました。ここまでくれば一安心です。

・静岡は温暖な気候なので、凍るほどの寒さはほとんど無いのですが、春まで霜や凍結に気を付けて育てていきます。

2019-13-14-3 スナップエンドウ


2019年12月30日 栽培日数36日 


・草丈10cmを超えました。1ポット2株に間引きします。根元からハサミでカットします。2株×5ポットで10株になりました。

・定植したいのですが、ブロッコリーを栽培中で畑が空きません。

2019-12-30-1 スナップエンドウ2019-12-30-5 スナップエンドウ



2020年1月13日 栽培日数50日 定植


・草丈15㎝程になりました。昨年は強風で一本茎から折れてしまったのでこれ以上の長さでは支柱が必要になってきます。

・やっとブロッコリー『スティックセニョール』の収穫を終えたので定植できます。

・深さ30㎝までしっかり耕し、根を取り除き、バーク堆肥を加えます。高さ10cmの畝を作ります。

・ポット間30㎝とって定植位置を決めておきます。

2020-1-12-5 スナップエンドウ



・根が回っています。元気で活力ありそうな根です。

2020-1-12-6 スナップエンドウ



・1ポット2株です。5ポットですからトータル10株育てます。

・互いに絡まらないように、ジグザグに支柱を立て誘引します。

・根元の茎は最大1cm弱まで太くなりますから、その分の余裕を残してビニールひもで誘引しておきます。

2020-1-12-11 スナップエンドウ

2020-1-12-10 スナップエンドウ

2020-1-12-9 スナップエンドウ


2020年2月8日 栽培日数76日 


・草丈が30㎝を超えてきました。順調にゆっくり育っています。

・強風で茎が折れないように、先端部を支柱に誘引しました。

・土表面が硬くなっているのでミニ熊手で中耕して水と空気の通りを良くしておきます。


2020-2-8-4 ミニはくさい

2020-2-8-5 ミニはくさい


2020年2月20日 栽培日数 88日


・草丈が40センチを超えました。先端部分に誘引紐を結び直しました。

・花芽が出ています。ずいぶん早いなあと思いましたが、昨年の開花は2月27日で同じ時期。やはり人間の感覚は自然のそれにはかなわないですね。


2020-2-20-1 スナップエンドウ

2020-3-20-3 スナップエンドウ

2020-2-20-2 スナップエンドウ


2020年2月29日 栽培日数 97日 支柱立て


・2月も終わり。本格的な支柱を立ててこれからの成長に備えます。

・昨シーズンから導入した逆U字型の支柱2本を両脇に立てて組んでいきます

2020-2-29-2 スナップエンドウ



・止め金具も昨シーズンから使用しています。ガッチリ固定されますし、何度も使えるので便利です。

2020-2-29-3 スナップエンドウ



・今回初めてキュウリネットを使用します。四角い園芸用ネットと違い菱形で、ヒモも細くて絡まりやすく、非常に扱いずらいのですが、180㎝×600㎝で約120円と安さに魅かれて初挑戦しました。

・1面だけなら、扱い方さえマスターすれば簡単にできそうですが、正面・裏面・側面とグルっとひと回り覆うような設置の仕方はなかなか難しく工夫が必要です。

・余った部分はハサミで切ってスッキリさせました。

・最後に筋交いを組んで東西南北どこから強風が来ても負けない支柱に仕上げました。

・花も咲き始めていますので、3月末頃から収穫できるかもしれませんね。

2020-2-29-4 スナップエンドウ


2020年3月10日 栽培日数107日 開花


・栽培日数100日を過ぎ花が多く咲き始めました。昨シーズンは109日で一輪の開花でしたので、昨シーズンより速いペースで成長しているようです。暖冬の影響でしょう。

・約1か月で収穫になります。豊作になりますように…

2020-3-10-1 スナップエンドウ


2020年3月24日 栽培日数121日 結実


・実が大きくなり始めました。昨シーズンは3/16栽培日数126日で実を確認していましたので、ほとんど同じ成長過程です。暖冬といわれた今年の冬ですが、スナップエンドウ的には平年並みということになりそうです。

🔗写真でわかりやすい!スナップエンドウ栽培記録 【種まき・支柱立て・摘芯・収穫】 2019版

2020-3-24-1 スナップエンドウ


2020年4月6日 栽培日数134日 初収穫


・開花から27日目で初収穫となりました。

・全体的に小ぶりです。寒の戻りが数日あったので大きくなり損ねたのか、育て方の問題かはわかりませんが、もう少し大ぶりな実ができると嬉しいです。

・早朝の採れたてを茹でて食べましたが、柔らかくて甘みがありました。

2020-4-6-1 スナップエンドウ


2020年4月12日 栽培日数140日 


・春なので様々な雑草が生えてきます。大きくなって土の栄養を雑草に取られてしまわないように雑草取りです。

・土表面はだんだんとかたく固まっていきます。雑草取りの後はミニ熊手を使って表面をほぐしておきます。こうすることで水がスッと土中に入っていくようにもなりますし、土中に酸素が入っていきやすくなり、微生物と根の呼吸が維持できます。

・『ハコベ』や『ホトケノザ』などの雑草で有用菌である菌根菌ネットワークを作って栽培に利用する雑草活用方法や、雑草を有機物として堆肥や肥料に利用する雑草活用方法などもあります。雑草だって立派な生き物、利用しない手はないですね。
↓菌根菌についてはこちら↓
🔗菌根菌の特徴

2020-4-11 スナップエンドウ

2020-4-11-2 スナップエンドウ


2020年5月5日 栽培日数163日 


・草丈が支柱のトップまできました。手の届くところで摘心します。トップを止めることで子づるが生えてきます。

・親づる子づるまでは実がつくようですが、孫づるになると実付き率が下がるようです。ごちゃごちゃして判別しずらくなりますが、できれば孫づるも摘み取ると良いでしょう。スッキリして病害虫を防げます。


2020-5-5-1 スナップエンドウ



・うどんこ病が発生していました。病害虫の発生する時期になりましたね。初期段階なのでオーガニックのアーリーセーフを散布して様子を見てみます。
🔗家庭菜園やプランター菜園 アブラムシに効く天然由来アーリーセーフ

2020-5-5-2 スナップエンドウ

2020-5-5-4 スナップエンドウ


2020年5月7日 栽培日数165日 


・西日に照らされた葉にハモグリバエを発見、丸見えだよー。

🔗 ハモグリバエ(エカキムシ)の駆除対策 家庭菜園やプランター菜園で使用できる農薬

・うどんこ病とハモグリバエ、他にも一部の葉が旺盛に食われている。ちょっと目が離せない状況です。

2020-5-7-1 スナップエンドウ


2020年5月16日 栽培日数174日 


・朝7時頃の様子。家の陰になって片側に日が当たっていません。午後になると全部に日が当たるので良いのですが、この朝日が当たらない側の成長があまりよくありません。エンドウは陽性植物なので日が当たればあたるほど良いのですが、さて成長の違いはこの日当たりの影響なのか…

陽性、半陽性植物についてはこちらをご覧ください↓
🔗日陰だって大丈夫‼︎家庭菜園やベランダ菜園の日陰でも育てられる野菜

2020-5-16-1 スナップエンドウ




それでも一日おきに10本ペースで収穫できていますし、サイズも良いです。5月後半までもう少し楽しめそうです。

2020-5-17-1 スナップエンドウ


2020年6月1日 栽培日数190日 撤収


・最後に4本収穫して終わりとします。下葉はすでに枯れ始めています。

・4月6日の初収穫から約2か月、10株で収穫量210本。1株あたり21本平均という結果でした。

・根の様子です。深くまで根が張るのですね。やはり30㎝まで耕すのは怠ってはいけませんね。

2020-6-1-1 スナップエンドウ

2020-6-5-13 スナップエンドウ


まとめ


・毎回1か所2株植え付けていましたが、今シーズンは風通しを良くするために1か所1株にしました。収穫量は落ちましたが、うどん粉病が発生しても致命傷にはならずに済みました。

・5月後半からはサヤの中に害虫が入る被害が多く見られました。何か対策が必要です。

・スナップエンドウ栽培は冬越えの日数190日の長丁場栽培になりますが、長い期間収穫ができて収穫量も多く、おすすめの家庭菜園野菜です。



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温暖化と家庭菜園


野菜は、日光が大好きです。特に夏野菜は日光と温度を要求しますが、昨今の猛暑、酷暑の中では気温の上がり過ぎにより、元気がなくなり成長が弱まったり、病害虫が多発したりします。日光は好きでも異常な暑さは好きではないようです。

地球温暖化が原因とされるこの暑さですが、下記写真資料にある通り1960年代から暑さが顕著になりはじめています。植物の進化はもっともっと長いスパンですから、温暖化のスピードに植物の進化が追い付いていないというのが現状のようです。

将来、人間にとっても植物にとっても過ごしやすい夏に戻ってくれるのが一番良いのですけど、どうなることやら。現状ではこの暑さにも負けない品種の改良を待つしかないのでしょう。

日本の夏は徐々に暑く、長くなっている (東洋経済ONLINEより)
2019-11-23 資料


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参考文献


いつも参考にしている家庭菜園の教科書です。
よかったら読んでみてください。









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Last Modified : 2020-06-05

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