投稿:2020-05-23
| 更新:2020-09-10
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2020年春のカボチャの栽培記録です。
定植から収穫までを記録します。
家庭菜園やプランター菜園でのカボチャ栽培の参考になれば幸いです。
2019年の栽培記録はこちらをご覧ください↓
🔗カボチャ『坊ちゃん』栽培記録 2019春 【植え付け 整枝 収穫】
カボチャ栽培 基本情報
《発芽適温》 25~30℃ 発芽日数3~5日(保温が必要)
《生育適温》 20℃ 前後
《育苗期間》 種まきから30日前後、本葉4~5枚ごろまで
《収穫時期》 西洋種は開花後40~45日、日本種は開花後25~30日頃を目安とする
《整枝方法》 西洋種は親づる1本、子づる1本。日本種は親づる(本葉5~10枚で摘心)と子づる2~4本など
子づる10~13節の所でで着果。着果前の雌花は摘み取る。
やせた土地でも育つ。チッソ分が多いとツルボケしやすい。
《タネの寿命》 タネには寿命があります。こちらで確認できます。
種まきは4つの条件を揃えれば芽が出る!🔗発芽を成功させる方法とコツ
2020年5月23日 栽培日数0日 定植
・ホームセンターで西洋カボチャ『白皮かぼちゃ』の苗を2株購入してきました。少し時期が遅かったらしく、売れ残り気味の苗しかありませんでしたが我慢です。
・畝幅50㎝、長さ100㎝、畝高10㎝の畝に株間40㎝で2株を定植します。子づる2本を伸ばす栽培方法でのぞみます。
・あらかじめ畝全体とポット苗に十分に潅水しておきます。根に水を十分に吸わせておくことと、ポットから取れやすくなるという利点があります。
・植え穴を掘り植え付けますが、深植えにならないように深さの調節をします。
・植え付け後に株元が小高い丘になるように植え付けると水はけの良い栽培ができます。
・植え付け完了。売れ残りなので既に葉には『うどんこ病』の症状が出ていますが、植え付け後少し様子を見て対処しようと思います。
2020年6月1日 栽培日数9日
・定植後9日が経ちました。茎葉も未だ色づきが良くなく、根付いたかの判断がしにくいのですが、2株とも雄花が咲きました。かろうじて根腐れはしていないものと判断します。
・そろそろ活発にツルが伸び始めるのかな。もう少し様子を見てみましょう。
2020年6月7日 栽培日数15日
・葉数が増えました。葉色も勢いがあります。完全に根付いたものと判断できます。
・親づるのわきから子づるもようやく見えてきました。苗の購入時点でうどん粉病で元気のなかった葉を摘み取りました。
2020年6月21日 栽培日数29日
・親づるが伸びています。葉色も濃すぎず薄すぎずきれいです。そろそろ雌花が出てくるかな。
2020年6月26日 栽培日数34日
・片方の親づるの成長点から5節程が葉脈を残して色が抜けてしまっています。何らかの生理障害、病気、薬害などが考えられます。
・3~4日様子を見ましたが改善されません。幸い子づるが元気よく伸びてきているので、思い切って元気な部分を残して摘芯してしまいました。さて、どういう結果になりますか、ゆっくり見ていきます。
2020年7月4日 栽培日数42日 泥はね対策
・1週間ほど様子を見ましたが、最終的に親づる+子づるの2本仕立て株と、子づる+子づるの2本仕立て株での栽培となりました。
・植物の病気の多くは雨による泥はねによって、土中の病原菌が葉について発症します。小雨ならそうでもないですが、強い雨の時には下葉の裏にびっしりと土がついていることがあります。マルチをしていれば関係のない話ですが、ビニールマルチは呼吸ができないという考えからしていませんので、通気性のあるシートでマルチングして泥はねを防ぐことにします。
・昨今の異常気象では豪雨が多いので費用と手間がかかりますが、今後は定植の際に必ず設置しようと思います。雑草対策にもなりますね。
・ツルが長く伸びるので、受粉後実のなりそうな箇所以降に設置します。
・『米ぬかもみ殻ボカシ』肥料を追肥しておきます。
🔗家庭菜園『米ぬかもみ殻』ボカシづくりで安全な有機栽培
2020年7月10日 栽培日数48日 人工受粉
・梅雨前線の停滞で記録的な雨が続き、1週間以上日が当たっていません。日照不足の影響で作物がなかなか成長しません。
・早朝、雌花が咲いたので人工受粉をしました。前回は雨で上手く受粉できなかったので、前日からバケツなどで雌花や雄花が雨で濡れないように雨除けをして準備しておきました。
雌花
雄花
雄花の花びらをハサミなどで切り取ってしまい、雄しべをむきだしにすると、雌しべに上手く受粉させることができます。
受粉が成功していれば雌花の下の玉がみるみる大きくなり始めるので確認できます。
2020年7月14日 栽培日数52日
・人工受粉成功で球が大きくなり始めました。
・カボチャの収穫日数は約40日前後。受粉した日が分かるようにテープなどで目印にしておきます。収穫の目安になります。
2020年7月25日 栽培日数63日
・7月10日に受粉した実の成長が良くないです。このまま成長が止まってしまうのか。とにかく長雨と日照不足で栽培が難しいです。
・それにくらべ、7月20日分の実が順調に大きくなっています。
2020年8月1日 栽培日数70日
・2株の苗を育ててきましたが、最終的に1株1個のカボチャができることとなりそうです。何とも贅沢なカボチャですね。
・7月20日のカボチャがソフトボールくらいの大きさになりました。もう少し大きくなりそうです。
・緩衝材を下に敷いて保護します。そこの部分が変色しやすいので少しひねって日に当たるようにします。
2020年8月22日 栽培日数91日
・コルク化が始まりました。受粉から約33日。40~50日で収穫ですからあと少しの我慢です。
2020年8月26日 栽培日数95日 収穫
・向きを変えようと少しひねったら「ポキッ!」という音。受粉後37日ですが、コルク化も始まりましたから収穫しちゃいました。残りのもう一つはキッチリ40日以上カウントします。
・約一週間追熟させておいしくします。
2020年9月4日 栽培日数104日 収穫
・もう一つのカボチャを収穫しました。受粉後45日での収穫となりました。
・2株育てて2個の収穫数ですから効率が悪いですね。その分美味しさ満点なら良いのですけれど。
・約一週間追熟させてからいただきます。
2020年9月10日 栽培日数110日 試食
・8/26日分を煮込みにして食べてみました。色は薄め、栗のような食感で美味しいのですが、甘みが少し足りない感じ。調べてみると3カ月ぐらい追熟させた方が甘みを増すとありました。
・9/4日分は十分追熟させてからいただこうと思います。
つづく・・・
※『お気に入り』に登録して収穫までを今後も継続してご覧ください。
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温暖化と家庭菜園
野菜は、日光が大好きです。特に夏野菜は日光と温度を要求しますが、昨今の猛暑、酷暑の中では気温の上がり過ぎにより、元気がなくなり成長が弱まったり、病害虫が多発したりします。日光は好きでも異常な暑さは好きではないようです。
地球温暖化が原因とされるこの暑さですが、下記写真資料にある通り1960年代から暑さが顕著になりはじめています。植物の進化はもっともっと長いスパンですから、温暖化のスピードに植物の進化が追い付いていないというのが現状のようです。
将来、人間にとっても植物にとっても過ごしやすい夏に戻ってくれるのが一番良いのですけど、どうなることやら。現状ではこの暑さにも負けない品種の改良を待つしかないのでしょう。
日本の夏は徐々に暑く、長くなっている (東洋経済ONLINEより)
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参考文献
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Last Modified : 2020-09-10