パートナーが依存症で・・・ | 離婚からの立ち直り

離婚からの立ち直り

公認心理師/精神保健福祉士 離婚経験のカウンセラーが綴る「離婚から立ち直る方法」離婚後は、喪失感、孤独感、絶望感、後悔、憎しみ、恨み、怒りなど様々な感情に押しつぶされそうになります。でも、必ず新たな1歩を踏み出せる日は来ます。

離婚うつから立ち直りカウンセラーの原 つよしです。

 

芸能人の薬物による事件があると「依存症」についてTVやネットは、様々なコメントで溢れますね~。

先日釈放時に土下座をしたことに対しても、賛否両論のコメントをみかけます。

土下座に関しては、誠意なのかやり過ぎなのかパフォーマンスなのか、私にはわかりませんが、彼が立ち直るには「パートナーと別れること」は必須だと思います。

 

先日、依存症家族会で「結婚してから、夫がギャンブル依存症で借金があったことがわかった」という方にお会いしました。

その方は「依存症は治るのか?」「離婚をしたほうがいいのか?」と悩んでいました。

 

家族会には「パートナーが」「子どもが」「親が」依存症になった。というご家族の方が来ています。ギャンブル依存症、アルコール依存症、薬物依存症などが多いです。

 

「親が」「子どもが」依存症という場合は、別れるという選択はほとんどありませんが、夫婦の場合は「離婚」の選択もありだとは思います。

特に、夫婦で薬物やアルコール依存症の場合は、別れないとなかなか止めることは難しいですから「離婚」あるいは「別居」の選択が賢明です。

 

ただし、パートナーだけが依存症の場合は、立ち直りにはやはりご家族の協力が必要です。

ピエール瀧さんは、奥さんが離婚をしないで治療に協力していくとのことでした。

これを機に夫婦の見直しもされたようで、いい方向に向かっていくと思います。

 

パートナーが依存症になった場合、「離婚」を考える気持ちもわかります。

まして、結婚するまで借金していたことを知らなかった、ギャンブルしていることを知らなかったのであれば裏切られた感もあるだろうから「離婚」という選択を考えるのも当然かと思います。

 

でも、家族会にきているということは、なんとか「希望」を見出したく、できたら夫に立ち直ってもらいたいという気持ちがあるからこういった会に来られたのでしょう。

 

家族が依存症の場合は「当事者」だけの問題として考えずに「家族の問題」として考えるのが今は、主流です。家族が受けるプログラムもあります。

 

家族の協力で、立ち直っている人も幸せな夫婦もたくさんいます。

「パートナーが依存症になった・・・離婚しようか?」と悩んだらひとりで考えこまずに、今は全国どこでも依存症の家族会はありますから、一度参加してから「どうしたいのか?」を考えてみるのもひとつの方法かと思います。

 

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