「自分らしさ」って? | 離婚からの立ち直り

離婚からの立ち直り

公認心理師/精神保健福祉士 離婚経験のカウンセラーが綴る「離婚から立ち直る方法」離婚後は、喪失感、孤独感、絶望感、後悔、憎しみ、恨み、怒りなど様々な感情に押しつぶされそうになります。でも、必ず新たな1歩を踏み出せる日は来ます。

離婚うつから立ち直りカウンセラーの原 つよしです。

 

久しぶりの更新になってしまいました。

日々色々なことがあって、色々なことを感じて、あれこれと考えて・・・

そういうことをブログに書こう書こうと思っているのですが・・・さぼってしまいますね。

 

で、以前もちょっと気になっていたことなので、もしかしたら似たようなことを既に書いたかもしれませんが、最近、またよく目に付くフレーズが気になってるのでそのことを書きます。

 

そのフレーズというのは「自分らしく」「あなたらしく」「自分らしい生き方」「あなたらしい仕事」など、そう「自分らしさ」というフレーズです。

本やネット上に溢れているような気がします。

 

「ん~自分らしさ?」

あなたは、あなたの「自分らしさ」をわかっていますか?

私は正直、いまだに「自分らしさ」なんてわかりません。

 

時々、人から「原さんらしい」とか言われますが、それはその人から見えた「私」であって、勝手なイメージですから「そういうふうにみえてるんだな~」って思うぐらいです。

時々「あんたにオレの何がわかる?」みたいに思うこともありますが。

 

人は、成長ともに変わっていくと思います。

また、それぞれの立場や役割によっても変わると思います。

夫(妻)の前、子どもの前、友達の前、親の前、上司の前、部下の前、近所づきあい・・・それぞれ接し方や態度や言動は違うと思います。

だから「らしさ」も変わっていくと思います。

 

私だって、カウンセリングの時、プライベートの時は違います。

両方「自分らしさ」だと思っていますが、もしかしたら、どっちも「自分らしさ」でないかもしれません。

 

だから、私は「自分らしさ」なんてなんだかわかりません。

「自分らしい生き方」なんていうこともわかりません。

 

そもそも「らしさ」という曖昧で決めつけのような言葉が好きではありません。

「男の子らしく」「お兄ちゃんらしく」「学生らしく」などなど幼少期の頃から周囲の大人に言われ、大人になれば「社会人らしい言動を」とか・・・

そこには「自分らしさ」が置いてけぼりになってきたように思います。

皆、周囲に合わせた「らしさ」で生きていくから、我慢したり、自分を抑えたり、誤魔化したりして生きてきたと思います。

 

勿論、「自分らしさ」がわかっている人は、それを大切にすればいいとは思いますが、あまりそれにこだわって逆に生きづらさを感じる人もいるような気がします。

 

もし私のように「自分らしさ」がわからない人は、無理に「自分らしさ」を探すこともないし「自分らしさ」にこだわらなくてもいいと思います。

 

だって、私は生きていくなかで、たくさんの「らしさ」を失ってきたように感じていますから。

離婚後は、価値観、人生観、付き合う人、付き合い方、性格までも変わったような気がします。

だから「らしさ」なんてなくなりました。

様々な経験をしてきて、迷い、悩み、考え「今の自分」になっています。

 

離婚して、うつ状態の時は「自分」なんていう存在自体を否定していましたからね~。

だから、今も「自分らしさ」なんてどうでもいいと思っていますよ。

 

どんな自分が本当の自分かもわかりませんが、日々心で想うこと、感じることを大事にしてれば、なんとなくそれが「自分」って思えますから。

それでいいと思いますね。

まあ、こういう考えでいるのが「私らしい」のかもしれませんね。

 

あなたは、今の「自分」を大切にできればいいと思いますよ。

それが「らしくても、らしくなくても」大切にすればいいと思います。

 

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