離婚うつから立ち直りカウンセラーの原 つよしです。
日常生活や仕事で、誰もが多少なりともストレスを感じたり、抱えたりしていると思いますが、同じ出来事が起きても、人によってストレスの感じ方の強弱は違いますし、中にはそんなに感じない人もいます。
「離婚」を経験した人は、かなりの「ストレス」を抱えていたと思います。
なかなか立ち直れない人、もう恋愛はしたくない人、ひとりでいるのが寂しいと感じている人、男性不信(女性不信)でもう恋愛や人付き合いができなくなったなどなど、という人達もいます。
中には「うつ病」になってしまった人、「希死念慮」をもつ人など、相当な「ストレス」を抱え続けている人達も少なくはないです。
一方、すぐ立ち直る人、すぐに恋愛できる人、一人の生活を楽しむ人、再婚を考える人などなどの方々もいます。
同じ「離婚」という出来事でも、このように離婚後の状態は様々です。
それは、なぜか?というと
離婚までの背景がそれぞれ人によって違いますし、性格の違いもあるので、人によってストレスの感じ方が違います。
だから、立ち直るまでの時間も違って、当然です。
というのが、「立ち直るまでの時間の違い」の理論ですが、この理論のほかに、離婚後のストレスの個人の違いを説明する理論がこの本に書いてありました。
離婚の心理学―パートナーを失う原因とその対処
2,860円
Amazon |
それが「コーピング理論」です。
「離婚」という同じ経験でも、なぜこのように個人による違いがあるのか?ということを研究した結果が「コーピング理論」です。
さて、この「コーピング」とは、わかりやすく言うとストレスに対する対処法です。
たとえば、ちょっとしたストレスの時は、「友達同士でお酒を飲みながら、愚痴や不満を言う」「カラオケに行く」「温泉に行く」「一人の時間をつくる」などなどのストレス解消法があります。
日常的な軽いストレスなら、こういったような方法である程度解消できますが、「離婚」となると、このような解消法ではとても「ストレス」に対処できませんね。
で、学者が「離婚に対するコーピング」を研究したのが下記の3つのコーピングです。
① 不統合的コーピング
➁ 準統合的コーピング
③ 統合的コーピング
ちょっと、難しい言葉ですが、要は、離婚後のストレスに対する対処法の違いです。
長くなるので、次回この3つのコーピングについて書きます。