信州生坂村「山紫水明 食と文化癒しの郷!」

山清路、大城・京ヶ倉等の自然。赤地蔵、百体観音等の伝統。おやき、おにかけ等の食文化を持つ生坂村!

総合戦略策定審議会&分団長会議

2020年03月26日 | 生坂村の会議
 26日(木)の朝は冷えたものの、昼間は春の暖かさになり、穏やかな天気の一日でした。
 午後3時から総合戦略審議会が開催されました。

 最初に、私から第1期「生坂村まち・ひと・しごと創生総合戦略」の内容に沿い、地方創生推進交付金等々を活用して、各事業を実施してきてきましたが、人口減少・少子高齢化の抑制ができず、人口ビジョンの達成は大変厳しい状況であり、来年度からの第6次総合計画と整合性を持たした第2期の「生坂村まち・ひと・しごと創生総合戦略」を策定し、今後5年間はその総合戦略に沿っても村政運営をし、村民の皆さんのご理解とご協力をいただき、一緒に力を合わせて取り組んで、人口減少の抑制に結び付けていかなければならないなどと挨拶を申し上げました。



 そして、会長の牛越副村長に協議事項を進めていただき、村づくり推進室長から、本戦略策定の趣旨、国の総合戦略における新たな視点、生坂村の現状(人口に関する分析)、第1期戦略の評価・検証、第2期戦略の目標、施策の展開(①地域の特性に応じた、雇用・就業の創出 ②村からの人口流出を抑制し、移住・定着を図る ③結婚・出産・子育ての環境を整える ④安心でやさしい暮らしをつくり、守ります)と、第2期生坂村人口ビジョンとして、生坂村の人口推移と人口推計、人口動態、人口に関する課題と施策の方向性、人口推計と目標人口等について説明させていただきました。


 委員の皆さんのご意見、ご提言についてと、その回答内容の概要については、施策の中で目標値がない「森林の整備」「福祉対策の就労の場の確保」「道路の整備」「村道改良率」「上・下水道」については、KPIの設定では現在、村に基準値がないものがあるが、把握できる数値や森林環境譲与税の関係があり、検討させていただくこと、就労センターの利用者数、村道改良率、上・下水道の加入率等を記載するように検討すること、「学校教育の充実」の目標値の「放課後子ども教室」は違う目標値を検討することなどで、6月実施予定の「総合戦略策定審議会」に示すことでご理解をいただきました。


 人口の維持のための転入者を30代の夫婦と子ども一人を数家族、60歳以上の定年退職後の夫婦を数世帯など具体的に記載すること、当村は20代から40代の女性の人口減少率が低いことを記載すること、農業を6次産業化に向けていくことと、コミュニティビジネスとして、村内の産物を村内で使っていただくことについては、記載するように検討すること、目次の記載の仕方の「ですます調」か「である調」に統一すること、Iターン、Uターンの対策、つまり村に帰ってもらう施策を検討すること、平均寿命より健康寿命で記載した方が良いことについては、検討させていただくこと、特定地域づくり事業協同組合をどの様に展開するかについては、KPIの記載の仕方を検討すること、交流人口を増やすことについては、田舎体験ハウス、赤とんぼフェスティバルなど実数がつかめるものは挙げてあることなどの概要でした。


 人口ビジョンの下降修正は早いから、もう少し上げておくこと、外部から人を呼ぶことは、仕事ができるという発信やアクションを起こすことで目標値を達成するように努めること、2010年から2015年の国勢調査の結果は、過疎地域の中で社会増の増加率が長野県1位で全国20位でしたが、その後5年間は減少率がかなり悪い年もあり、現状では第1期の人口ビジョンの達成はとても厳しいと考えていること、人口を維持することは、年齢の分布状況を把握して、どの様なスタイルで移住していただくか、バランス良く好条件を示すことであること、人口ビジョンの下降修正は、村民に現状を分かっていただくために大事であること、第6次総合計画は全戸配布し、総合戦略は全戸配布せずにホームページにアップすることなど協議をしていただきました。


 今審議会で協議いただきました内容を反映させて、第2期「生坂村まち・ひと・しごと創生総合戦略」と「人口ビジョン」の目標、事業、KPIなどを検討させていただき、次回の会議に提示させていただきますので、引き続きのご理解、ご支援をお願いいたします。
 委員の皆さんには、お忙しい中慎重にご審議をいただきありがとうございました。


 午後6時からは、今年度最後の第8回分団長会議が開かれ、令和元年度事業報告、令和2年度事業計画、辞令交付式等について協議をしました。
 会議に先立ち、寺島団長、私、曽根原明科消防署長、古幡駐在所長が、それぞれの立場から、日頃の消防団活動等に感謝を申し上げ、引き続き生坂村民の安全・安心な生活を守っていただきますことをお願いするなどの挨拶をして会議が始まりました。


 有事の際の生坂村消防団の対応を強化するために、出動率が7割を超える消防団員に対し、村内で使える商品券「生坂村消防団応援商品券」2万円分を進呈し、団員の出動率の向上に取り組み、地域防災力の強化と防災・減災対策により「災害に強い村づくり」を進めてまいります。


 今年度で、曽根原明科消防署長が栄転されますし、消防主任も異動しますので、出席者全員で記念撮影をしました。それぞれの皆さんには、引き続き生坂村の多くの消防活動、防災・減災対策等のご指導・ご支援をよろしくお願いいたします。
 

▽ 朝の写真は下生坂上空からの風景です。







 今日生坂村では、保育園で卒園式、小学校で保健委員会部会などが行われました。

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