信州生坂村「山紫水明 食と文化癒しの郷!」

山清路、大城・京ヶ倉等の自然。赤地蔵、百体観音等の伝統。おやき、おにかけ等の食文化を持つ生坂村!

先端技術トップセミナー

2019年10月09日 | 私の活動報告
 9日(水)は日差しが届いて気持ち良い天気で、昼間は過ごしやすい体感でしたが、朝晩は肌寒い一日でした。
 午後1時30分からは、長野県庁講堂において、先端技術トップセミナーが行われ出席しました。
阿部知事さんが、先端技術について市長会や町村会から話があり、まず自らが第4次産業革命やソサエティ5.0とは何かを学ぶところから始めようということになり、長野県も今年度から先端技術活用推進課を設けて、先端技術のIoT、AI、5G等の利活用推進、ビッグデータの利活用に関することなどを行い、地域の活性化、産業振興などに新しい技術を活かしていくためなどに、皆さんと一緒に学び、市町村の皆さんの様々な取組を支援していきたいなどと挨拶をされました。




 最初に、「第4次産業革命とは」と題して、(株)野村総合研究所 上級コンサルタント 梶野真弘氏から講演していただきました。


 第4次産業革命は、標準化が重要と指摘し、現実世界とデジタル世界を融合するCPSを利用した開発・生産革命、事例として、Boschのスマートなマザー工場で製造プラットフォームサービスの事業化を開始していること、Harley-Davidsonのマス・カスタマイゼーションの実現として、フルカスタム・オーダの生産計画の締め切りが21日前から6時間前に短縮できたこと、製造ソリューションのサービスが事業化を目指していること、オペレーション・マネジメントの課題、原価管理、納期管理とも「勘と経験」を元にした管理が主流で、人手不足はロボット代替の単純労働人材ではないこと、第4次産業革命×「成長戦略」には、ある程度の規模が必要であること、日本の製造業特有の4つの課題を解決する能力を構築すること、日本で第4次産業革命が理解されがたい背景と理由があり、日本のものづくり企業が目指すべきこと、企業継続には「成長戦略」が必要であること、啓蒙・推進に向けて活動し、実証ラボの整備と実施に着手することなど多岐にわたり説明していただきました。


 次に、「行政分野のしごと改革」と題して、キャリアシフト株式会社 代表取締役 森本登志男氏から講演していただきました。




 佐賀県CIOとして、県庁全職員がテレワークで業務改革とWLBを向上したこと、情報システムコストの削減と市町村基幹情報システムのクラウド化でもコストを半分ほどに削減できたこと、民生委員によるタブレット活用で地域の見守りの高度化ができたこと、ショッピングサイト出店支援事業でスター店舗を輩出できたこと、テレワーク効果やモバイルワーク効果は住民サービスの向上につながること、モバイルワーク推進実証事業の代表的効果は、事務報告が迅速になることなどで、自治体クラウドも同じであること、コミュニケーションの変化が起こり、出張時の自動車内でのテレビ会議や災害時等の業務継続がしやすく、10%以上がテレワークであり、佐賀県庁職員の在宅勤務実施状況も多いこと、廃墟のような商店街を1年で店舗数50%ほどUpさせた事例、これからの地方が生き残る術として、どのリソースを使って地域を経営していくための目指す姿と推進体制、テレワークとサテライトオフィスの設置には長野県は条件が良いなど、働き方改革につながる多くの事例を説明していただきました。




 次に、「水道情報活用システム」と題して、株式会社日立製作所 水・環境ビジネスユニットチーフ 石井敦氏から講演していただきました。




 水道分野におけるCPS/IoTが実現する新しい社会の姿、CPS/IoT活用により水道事業のスマート化を図ることで広域化を促進できること、CPS/IoTの仕組みでは、データを流通させるための「プラットフォーム」を設けること、CPS/IoT活用シナリオの効果の検証として、施設老朽化や水需要減少に伴う施設統廃合、「統廃合計画の立案」、「日々の水運用」等により良好な結果が得られたこと、企業での取組として、ARを応用した業務ナビゲーションやウェアラブル端末による双方向コミュニケーションができること、今後の方向性として、更新需要を平準化した計画を実現し、持続可能な事業運営をサポートすること、業務情報のデジタル化などのデジタルソリューションの進展を図ることなどを説明していただきました。




 最後は、「教育」と題して、Google for Education マーケティング統括部長 スチュアート・ミラー氏から講演していただきました。




 教育とは、「主体的に学ぶ力」、「情報を活用する力」と答えた方が多く、技術が無いけど、何かを作り出す力を引き出すことであり、Googleは、安価な環境整備に向けた具体的モデルの提示していること、Google Chromebookで、教師と生徒向けに開発された共有可能な端末であり、クラウドベースで共有が可能になり、安全で管理しやすく最新の状態にできること、G Suite for Educationにより先生方も、時間の短縮とコストが削減でき、いつでもどこでも共同作業ができることから、働き方改革になり、効率よく授業やテスト作成や採点も容易であること、その他、町田市や埼玉県で取り組んでいるAIプログラムなどで、一つの文房具として使えるようにしていきたいことなど、Googleが教育に対して取り組んでいる説明を受けました。






 先端技術活用推進課には、「産業分野」「行政分野」「県民生活分野のインフラ、教育」について、先端技術の講演を開催していただきましたが、当村にとっては、まだまだ研究・検討していかなければ活用は難しい事柄が多いと感じました。


▽ 朝の写真は生坂ダム湖の風景です。







 その他生坂村では、保育園で園庭開放、小学校で音楽会特別時間割開始、中学校で標津町交流事業事前健診・発育測定(2年)、児童館でえいごであそぼう、子育て支援計画打合せ、集団検診結果報告会、いくさか敬老の日準備、少年少女サッカー教室U―15などが行われました。

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