信州生坂村「山紫水明 食と文化癒しの郷!」

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千曲川・犀川重要水防箇所等合同巡視

2020年05月20日 | 生坂村の報告
 20日(水)午後2時からは、毎年度梅雨や台風による水害が心配される出水時期前に、生坂村の千曲川河川事務所 松本出張所管内の重要水防箇所の合同巡視を実施していただきました。今回は千曲川河川事務所 木村所長さん、松本出張所 小口所長さんはじめ職員の皆さん、松本広域消防局明科消防署 平林署長さんと署員の皆さん、下生野の山崎区長さん達、小立野藤澤区長さん達、生坂村消防団の寺島団長、中山副団長、赤羽本部長、関口消防主任、行政からは私と振興課長、建設係長等が合同で巡視を行いました。


 最初にB&G海洋センター下駐車場にある水防倉庫の前で、千曲川河川事務所の木村所長さんが出水時期前に、生坂村の当管内の重要水防箇所を合同で巡視することは防災の観点から重要であり、昨年の台風19号では千曲川流域で甚大な被害に見舞われ、当管内もいつ災害に遭うか危惧されるので、日頃から連携して防災・減災対策を講じていきたいなどと挨拶をいただきました。


 次ぎに松本出張所 小口所長さんから、本日の巡視行程、今年度の村内重要水防箇所と危険度、松本出張所管内緊急用資器材保有状況等について、小林防災情報課長さんからは重要水防箇所評定基準等について説明をしていただきました。


 水防倉庫の備蓄材の確認では、関口消防主任が備蓄資材台帳により説明をし、土のう・土のう袋・浄水器・発電機・小型ポンプ・保存水・簡易トイレなどの資材と備蓄品等の確認をしていただき、今回はきちんと整理整頓されていて、これといって注意点はありませんでした。




 国の管理区間は日野橋から上流ですので、今年度も下生野の日野橋上流右岸箇所から現地確認の巡視を行いました。こちらの下生野地区も平成18年7月洪水において上流ダム群の特例操作により、越水決壊を回避した暫定堤防区間ですので、築堤工事を要望してまいりまして、今年度から堤防整備が事業化になりました。


 昨年度ご説明いただいた危機管理型水位計は、長野県河川課で設置していただいた水位計も一緒に「川の水位情報」サイトにおいて、パソコンやスマートフォンで見られ、増水時には身近な河川の状況を確認できるとのことでした。


 次ぎに睦橋上流右岸の下生野揚水場下流の水衝と洗掘でB判定の箇所を睦橋より確認し、睦橋橋脚の水位換算氾濫危険水位が判断できる量水標の説明も受けました。




 小立野地区の水衝部に護岸が洗われないよう数年前に根固ブロックを設置していただいた箇所について、昨年の台風19号の豪雨時に犀川の流れが変わったことと、既存の堤防の天端舗装をしていただけるなどの説明を受けました。


 当村の第1要望箇所の小立野区の築堤工事が完成間近の箇所で、完成した樋門や今年7月末で完成する予定と、千曲川河川事務所HP、水防活動時の注意事項、豪雨時の洪水危険レベル、平成18年7月の出水概要、昨年の台風19号の犀川出水状況、観測史上13番目の水位であったこと、陸郷水位観測所の水位変化、対岸の明科南陸郷の応急復旧対策状況などを資料により詳しく説明していただきました。




 最後に私からは、木村所長さん、小口所長さんはじめ関係の皆さんにご参加いただき、重要水防箇所を巡視できましたことと、小立野築堤工事に続き下生野築堤整備事業に着手くださいましたことに御礼を申し上げ、国・県・村と連携して村民の皆さんの安全安心の生活を守っていかなければならないなどと御礼の挨拶をさせていただきました。


 参加された皆さん、大変お忙しい中合同巡視をしていただきありがとうございました。今後ともそれぞれの立場で、生坂村の「災害に強い村づくり」にご指導、ご支援をお願いいたします。

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