2018年12月12日

赤松真人、来シーズンを語る……『週刊ポスト』に登場。

ただ今、発売中の週刊ポスト』 2018年12月21日号に、カープの赤松真人さんが登場しています。

18ページに渡るがんの大特集のひとつ、「プロ野球がんサバイバー〈俺たち、がんになって良かったこと〉」で、強靱な体で人生を切り拓いてきたアスリートが現実をどう受け止め、どう生きているのか……大島康徳さんや江本孟紀さんたちと並び、インタビュー記事が紹介されています。

ネットでも読むことができます。
胃がんから復活期す広島・赤松真人/ラスト1年の気持ちで」(「NEWS ポストセブン」)をどうぞ!



先日、高山知朗さんの『治るという前提でがんになった 情報戦でがんに克つ』(幻冬舎、2016)という本を読み終えました。

脳腫瘍と悪性リンパ腫、2度のがんを経験した著者の経験がつづられた本です。

同じ部位を患っている方にはもちろんのこと、同じ症状ではなくとも、がんと診断された人とそのご家族におすすめしたい本です。

病気に対する姿勢、手術や抗がん剤・放射線治療を経た実際の入院生活など、参考になることが多かったです。



この本の中で、7カ月の治療を経て退院したとき、もっとも影響が大きかったのが、長い入院生活から来る脚力の低下だったそうです。

体力と筋力がないため、体力を回復するのに予想以上の時間がかかった(入院期間以上の時間がかかった)と高山さんは書いていました。

読んでいて、赤松さんのことを思い出しました。

2016年1月にがんが見つかり、昨年7月に練習復帰、今年3月には2軍復帰を果たした赤松さん。文字だけ追うと順調に見えますが、がんの治療後、プロのアスリートとして身体を動かすことがどんなに大変なことか。

「トレーニングで握力は戻っても、微妙な感覚は戻らない。常にだるい感じで、体のキレが悪い。がんになる前の走攻守を100とすれば、今はそれぞれ30くらい」

「実力がある者が使われるのがプロスポーツの世界だから、同情はしてほしくない」

「ラスト1年。その気持ちでやる」

赤松さんは来シーズンへの決意を口にしていました。

12月10日に行われたカープの新人入団会見。若い人たちの活躍にも目が離せません。しかしこの1年は、赤松さんをしっかりと応援したい、そう思ったのでした。


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