2020年11月25日

カープにこんな選手がいてくれたら・・・日本シリーズ3回戦


11月24日、日本シリーズ、ソフトバンクvs.巨人3回戦。4対0で、ソフトバンクが3連勝。

1回表、牧原大成が悪送球。珍しく守備のエラーが出る。でも、それを引きずることなく、その後、随所に引き締まった守備を見せるソフトバンク。

3回裏、中村晃が2ラン放ってソフトバンクが2点先制。

中村晃、チャンスの場面で何かしてくれるイメージの強い選手。いいですね。こんな選手、カープにいてくれたらいいのに。ガキ大将のような面構えと、ヒーローインタビューでの好青年な感じも、またいい。


6回裏、ツーアウト満塁の場面で、代打に長谷川勇也。初球をしとめ、いい当たりを見せたが、セカンド吉川尚輝の好守備で、ヘッドスライディングするもアウトに。

このとき、長谷川はこぶしをグラウンドに叩きつけて悔しがっていた。2点リードしているのに。勝っているのに。

長谷川は今季、新型コロナに感染して戦線離脱するという出来事もあった。35歳のベテラン。若い選手が台頭するチームで、与えられた1打席でチャンスを活かしたい強い思いもあったと思う。

それくらいチーム内での競争の厳しさも感じる。チャンスを活かせなかったことをこんなに悔しがる姿勢を見せた打者は、今季のカープにどれくらいいただろう。

追加点はとれなかったが、ベンチに戻る長谷川へ、ファンからも、ベンチからも、リスペクトの気持ちを感じた。こんな選手がカープに・・・の第2弾だ。


ムーア、モイネロの完封リレーで迎えた9回裏、森唯斗から丸佳浩がチーム初安打。この日本シリーズ、まったく存在感のなかった丸がかろうじてノーヒットを防いだ。

大量失点こそ免れたものの、もうどうしていいかわからない無力感と悲壮感が、原監督からも、選手たちからも見てとれた。

2年連続でここまで力の差を見せつけられると、パ・リーグファンにとって、セ・リーグファンにとって、つまりはプロ野球ファンにとって、見ていて楽しいとは言えないと思った。


ソフトバンクの選手層の厚さに感服した日本シリーズ。それは、パの層の厚さをも感じさせる。

パワーのあるピッチャーと、フルスイングで立ち向かうバッターがあまたいるチーム同士で切磋琢磨してきたことが積み重なって、パの強さが際立ってきた歴史まで見せられるような思い。

パは、パ・リーグTVを立ち上げて、リーグ全体を盛り上げようという試みもしてきた。

一方、セは人気があることにあぐらをかいて、それぞれの利益優先。野球界全体を盛り上げようという意識が低い。DAZNで全球団の試合が見られないなんて、な。

セは根本的に見直さないと、ガラパゴスみたいになってしまう(もうすでになっている?)。


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