「もうちょっと」は一日一回まで

浅い感想とか愚痴とか垂れ流してる

やはり時代は南北朝/『逃げ上手の若君』

 数年前からじわじわと着実に来ている。

 歴史の本読んでてもキラリと瞬く・中先代の乱の主人公・北条時行を題材にしたマンガ。確か『日本外史』で読んだんだったか、それでも電光石火であっという間に消えていったというイメージ。日本史の授業だと一体どうなっているのか。

で、そんな北条時行松井優征が描く。絶対面白いだろそれ。今までの松井優征先生のマンガどれも面白かったから。

そんなことを考えながら読むと、やはり面白い。ネウロからの松井優征先生ならではの敵というか悪役の描き方とか、エンタメとして面白い。しかし、エンタメ全振りというわけでもなく、監修も入って解説もあるし、郎党とかの人名もちゃんとしてる。史実ガッチガチというのもマンガだとつまらないけれども、史実放り投げてるのも歴史を題材にしてる以上どうかしちゃってると思うので、その辺のバランスはかなり良いんじゃないだろうか。

人達の名前に「摂津」「祢津」「海野」「望月」といった大河ドラマで見た方々のご先祖のお名前があったりもするので、そこも面白い。とても好きな連載なので、素晴らしいエンディングを迎えてほしいと願う。

しろくろもいいけどだんでらいおんのほうが好み/『銀魂』.(アニメ)

 今更ながら、銀魂.の銀の魂篇をようやく見たんですよ。

 連載当時、ジャンプ離れ・コミックス離れをしてた上に、アニメも気楽に見れる短編ギャグ回ばかり見ていたから、今の今まで食指が動かなかった。しかし、今更ながらと思ってたんだけども、銀魂のお話って最後まで配信してないの?とっくに最後まで見れるようになってたと思ってたんだ。大人の都合?そういうこと?

しかし、本物の最終章あたりになるとなると流石に違う。それまでの長編はシリアスであっても随所に軽口やギャグが入っていたのに、流石にこのあたりはシリアスの割合多めだ。とはいえ独特のやり取りがあって、空知英秋先生は面白いなぁ、と感動してる。単行本1巻・2巻に載ってた読み切りも短編アニメとかにしてくれないかな?有料でもいいから見たい。

 

某スパイ夫婦映画が懐かしくなった/『SPY×FAMILY』

時間が無い。いや、時間はあるにはあるんだけども、落ち着いた時間が無い。というか、自分があまり落ち着けていないので、腰を据えて映画とか見れない。

生活が少しバタバタとして、そんな落ち着かない日々を送っているんですが、こんなの読んでました。

 現在刊行されている1-7巻一気に読了。いや、だって面白いもん。一気に読んじゃうに決まってる。「ドラマは区切るの難しいけれども、マンガならすぐに区切れるし、話を遡るのも簡単だ!」とか少しずつ読んでいこうかと思っていたけれども、そんな心配無用だった。

そんなにまだ巻数出てないので、読むなら今なので、読んでない人は一度読んでみたらいい。興味ない人も「今こんなの流行ってるんだ」っていう感じで読んでも損はないはず。だって面白いから。

 

瑛太の芸名変わってたんだ!?/『ライジング若冲』

www.nhk.jp

U-NEXTで視聴。なんだかんだ便利ではあるんだ。月額お高めだけど。

リアルタイム時、ネットが騒然としていたので気になっていたんだけども、ようやく視聴。「そうだね、そうなるよね」って感じだった。通常版見終わってから、U-NEXTのストーリー読み直したら、最後に「世に問う問題作。」とも書かいてある。ですよねー。

江戸時代の絵師・伊藤若冲を中心とした同時代の絵師・文化人たちとの交流と、彼らの美しさへの情熱を描いた作品で、面白い。面白かったんだけども、「何この濃厚なBL??」と大混乱。いや、最後だけ?最後が全て持って行き過ぎた?私だけが勝手にそう思っただけかと思ったら、SNSで検索かけたらBLとか書いてるし…やっぱりそうだよね。ボーイズラブでボーズラブで、面白かったんだけどもななんか偉いもん見たなと言う感じ。出てくる役者さんたちの顔面偏差値と演技力高すぎて、内容がこれだもの。なんかぶん殴られた気分。

そういう騒然とした部分にだいぶ感情を引っ張られてしまうものも、それ以外も面白い。まず、OPがカッコいい。そこで映像への期待が膨らむし、実際期待を裏切らない。中川大志演じる円山応挙も良い。応挙のキャラクターも絵への情熱がなんとも見ていて面白い。

見る値があったと思うドラマでした。最後に感情持っていかれすぎるけどさ。

それはそうと、江戸時代の画家って雅号変えすぎでは?

大事なのは敬意/『岸辺露伴は動かない』(ドラマ)

www.nhk.jp

U-NEXTで視聴。

2020年の年末にNHKで放映していたもので、リアルタイムで視聴もして録画もしていたんですが、HDの容量という切実な問題にぶち当たってしまい、困り果てている所に配信が始まったので、ポイントもあったの早速利用。そして見る。

リアタイ時も今でも思ったのが、「再現度のレベルが高ぇな」ということ。原作にないセリフあったり、原作に比べると彩りも露出も控えめな露伴センセなのに、それでもどう見ても岸辺露伴にしか見えない。おまけに面白い。ホント最高。

もともとジョジョ好きだし面白いしで、ホント最高なんだけども、これまでにみた実写化作品で「ナニコレ?」って思うものもあったので、何が違うのだろうかと考えてみると、原作への敬意と現実への落とし込み方なのではないかと思ってみる。露伴センセの大胆すぎる衣装とか高橋一生が着てる事を想像してみるとありえないし、実写化も難しいだろうけども、このドラマでの衣装はマンガとは明らかに違うのだけども無理のない範囲でとても岸辺露伴らしい感じがする。多分これが落とし込みなんだろうな。

放映前のドキュメンタリーで高橋一生がファンだと言っていたので、これも大きいのだろうな。その作品を本当に好きな人が作る作品はハズレが少ない。ありがたい。

 

オンデマンドパックでないので、U-NEXTを利用している人は気軽に見たらいいんじゃないのかな。

なんかえらく豪華じゃない??/『極主夫道(アニメ)』

サブスクの数ばかり増えていく。減らしたいとは思うのだけども。

www.netflix.com

一話が短いし、その一話一話もショートショートで構成されてるので、少しずつ見ていたら全話見終わっていた。

去年だかにドラマ化もしたマンガ『極主夫道』のアニメ化。Netflixオリジナルなので、サブスクって無いと見られない。サブスクする値があると思えるようにコンテンツを作ってくれるのは良いんだけども、Netflixはしれっと値上げするのでそこは正直気に食わない。でもこれはちょっぴり楽しみだった。この手のひらで弄ばれてる感も気に食わない。

そもそもマンガも有名だったし、ドラマ化もしたので、まぁあらすじ知ってる人も多いだろうから、自分も書くことはないでしょう。

それはそうと声が豪華。20分足らずのアニメなのに、私でさえ知っている声優さんが出る出る。5話目なんて、よく聞く声ばかりなので驚いた。Netflixオリジナルアニメってそんなお金回せるんだって感動。しかし、ヤクザはともかく主夫は日本以外でも受けるのかどうなのか、もとは取れるの大丈夫?

動かないアニメと事前にいろんな記事とかで読んでいたけれども、なるほど、紙芝居みたいなアニメだった。とはいえ、下手に動かして、あの独特の間が崩れるほうが惜しいのでこの作品に関しては圧倒的正解だった。やはり何事も引き算することも大事なんだな。

また、ちょっと感想文でも書いてみましょうか

これまで忙しい日が続いていたような気がするんだけども、なんか落ち着いてきたような気がするので、また映画とかドラマとかアニメとか色々見られる様になってきたような気がするんです。

 

なので、また愚痴とか感想とか書いていきましょ。そうしましょ。

大軍よりも、大怪獣/『アクアマン』

どーも、ベイビー・モモアマンの髪型みて、自分の赤ちゃんの頃の写真がデジャブった程度の天パです。 

アクアマン/ダイカットステッカーB IS443

アクアマン/ダイカットステッカーB IS443

 

 久しぶりに劇場で映画見てきました。大きなスクリーンが楽しかったので、パンフレットと一緒に上のステッカー買いました。キーホルダーは、トライデントはいいけどもアクアマンで腕って…腕って…

映画ジャスティス・リーグの後、異母弟のオームが海の軍勢を率いて地上を攻め滅ぼそうとしているぞ。それを防げるのは地上人の父と海底人の母との間に生まれたアクアマンだけだ!みたいなそんなお話。

結論から言うと、面白い。アクションてんこ盛りだし、SFっぽいところもあるかと思えばトレジャーハンティングもあるし、恋愛というか愛情に溢れたシーンもあるし、色々ありすぎるんだけども、面白い。多分、冷静になって考えると、無理があるのでは?というシーンもあったんだろけども、気にならないぐらいの流れでした。
いや、それでもちゃんとアクアマンのオリジンを説明しつつも、アトランティスとの対峙とか、どちらもちゃんとわかる流れだったはスゴイよね。伏線とかも、私でさえ映画見ながらも繋がっていく爽快さも楽しかった。

あと、映像もすごいすごい。海中シーンの揺らめく髪の美しさとか、最新の技術を使いまくってるからこそ出来る、今の映画だからこその表現でそれだけで見応えがある。すごい。いや、技術を使わずとも、暗い海底シーンでの動きを表現するためのアイディアも面白いというか、「なるほど!」という感じ。

役者さんも皆さん名だたる人たちてんこ盛りだし、ジェイソン・モモア筆頭にみんなチャーミングだし良かった。それだけで満足してたのにパンフ見てたら、声だけの出演にジュリー・アンドリュースの名前があるのに驚く。だって、ジュリー・アンドリュースって『サウンド・オブ・ミュージック』のマリアとか『メリー・ポピンズ』で主人公してた、女性家庭教師役の代名詞なジュリー・アンドリュースだもの。そんな彼女が殺ってる役がほんと美味しいので、大女優は違うわ。

ちょっとケチつけるとしたら、オームの描き方かなぁ。両親のこととか、父親の違う兄のこととか、色々あるんだろうけども…まぁ、ただでさえ詰め込んでる映画にこれ以上詰め込んだりするのは難しいか。

COOL GUY/『紺田照の合法レシピ』

なんでこんな面白いものの存在を見逃していたのか。

プライムでいい感じの見やすいドラマを探していたら発見。

「なんでそこを組み合わせちゃったの?」なグルメモノとヤクザモノを悪魔合体させたマンガ原作のドラマらしいんですけども、面白いなぁコレ。原作も読もう。

いつも今日の夕飯のメニューしか頭にないようなヤクザ兼高校生である主人公・紺田照が極道家業と高校生活に勤しみながら、美味しそうなご飯を作ってるマンガの模様。ドラマを見た感じそんな感じがする。

もう、主人公の所属してる組の名前が「霜降肉組」とか単語の一つ一つからしてもう面白い。ヤクザモノというか極道モノならの世界に食材みたいな言い回し持ってきたり、逆にグルメモノの世界にヤクザモノの言い回し持って来てるのが面白い。

言い回しの問題だけじゃなくて、淡々としまくったヤクザとしても高校生としても浮いてる主人公の存在感も好き。そのくせ、頭の中にあるのは今日の夕御飯とかお腹が空いたとかそういうことしか頭にないとあ、そんなギャップも一々おもしろくて好き。それを演じてる竜星涼の存在感というか、鉄面皮もすごい好き。というか好きしか言ってないぐらい、かなりに気にってます。

ギャグ漫画としてお話も面白いけども、作ってるメニューが普通に美味しそう。グルメモノとして最高にいい要素。1話のやつとか、自分で作るのはちょっと面倒だけども絶対美味しいやつ。どれも絶対美味しい。

kondateru.cookpad-blog.jp

 

やっぱりこの30分前後っていうのがスキマ時間に見やすくて好き。

kondateru.com