いよいよもって日本全体合わせて何本のジンが生まれているかは分からないが、全国各地でジンが作られているというのはとても面白いことである。
焼酎や日本酒メーカーさんがそれまで培った技術を活かしつつ、洋酒であるジンを作る。
ジン市場がどれほど拡大したか分からないし、周辺でジンを愛飲する人間を見ていないので肌感覚で流行りを感じないが、少なくともムーブメントとしてリアルに存在しているのはもはや疑いようがないだろう。
ということで今日はコレ
『jin jin GIN』 47度 5000円(700ml) 写真は90ml 600円 熊本県 高田酒造場
熊本県のジンである。
個人的に熊本と言われてイメージできるものが意外と限られているのだが、農業や畜産業はとりあえず盛んだと言える県だと思っている。
そんななかでこのジンに使われているボタニカルで目を引くのは晩白柚やローズゼラニウムだろう。
飲み口としては焼酎ぽさが少々あるものの、それほど強烈ではなく控えめなので気にはなりにくい。
ハーブ的なフローラルさ、柑橘系の爽快さが感じられる美味しいジンである。
ジンとしては正直高価な部類なのは間違いないが、ミニボトルなどでも販売されているのでまずはそちらを試してみるのが良いだろう。
このジンを購入し調べると「播磨焼酎」という単語が出てくる。
恥ずかしながら、「播磨焼酎」という分類、カテゴリーを全くしらなかったので機会があればそちらも味わってみたい。
ちなみにボタニカルを変えた別バージョンもあるので飲み比べもいいかもしれない。